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子供のアンガーコントロール。癇癪に寄り添えないのでユーモアでどうにかした話

子供って良くも悪くも感情が表に出ることがありますよね。

わが家の小1は怒りん坊です。普段はニコニコして愛らしい子なのですが、苦手なものや嫌なことに接したとき、その不快感が怒りの感情として表出することがあります。
学校で嫌なことがあったり、友達と勝ち負けのある遊びで負けたり、宿題がめんどうだったり…。

最初は育児のセオリー通り「共感」の姿勢で対応します。
「そうだねー。〇〇だねー」と。

しかし、本心では共感していないので私はすぐに飽きてしまいます(おい)。すると、その感情は本人に伝わってしまい、怒りはヒートアップするばかり。理詰めでの言い聞かせも火に油を注ぐだけです。私に余裕がない時は声を荒げてしまうことも。

そもそも八つ当たりされるのはお門違いなので「お母さんに怒っても仕方ないでしょ、八つ当たりしないでよ」となりますが、怒りのやり場がなくて本人としても、とてもとても辛いのです。

そこである日、ある提案をしてみました。
「新聞紙を破こう!」と。

子どもの工作用にストックしておいた新聞紙を取り出し、ビリビリ目の前で破きます。本人もすぐにやり出しました。ビリビリービリビリー。リビングの床が散り散りになった新聞紙でいっぱいになったら、私はある遊びを始めました。

「新聞丸めてゴミ箱に放り投げる競争ねー!」

その辺に散らばっている新聞紙の切れ端をある程度拾ったら、ぎゅぎゅっと握ってボールにします。
それをわざとらしく腕をぶんぶん回して、ソフトボールの上野由岐子選手をイメージしてゴミ箱に向かってアンダースローで投げます。

そのころにはもう子どもは半分笑っていて、姉も加わり、新聞の切れ端の取り合いに。
過熱した『ゴミ箱入れ競争』ののち、子どもの情緒はやっと落ち着きました。

怒って泣いて笑って…ころころ変わる子供の感情。振り回されるのはたまったものではないけれど、切り替えが早いのが良いところですね。

先日、もう寝ようかという時間になって学校に忘れ物をしたことが発覚。どうしようもない怒りが彼女の中でぐるぐるしているのが見て取れました。
子供はいつものようにひと癇癪起こしたあと、私のところにきて予想外の言葉を発しました。

「やつあたりしたい」と。

瞬間、彼女の言いたいことを理解しました。

「いらいらしていてどうしようもないんだね?新聞破く?」と提案したところ小さく頷いたので、また新聞紙破き&ゴミ箱投げ大会のはじまりです。絵面的にはおかしな光景ですが、やっぱり盛り上がります。

そんなこんなでたまたま今回うまくいったアンガーコントロール。子供が自分の感情を不器用ながら言語化してくれたことに成長を感じました。

今後は新聞紙に飽きたら、また違うものを見つけたいと思います。
学校では同じやり方はできないから、ポータブルなやり方も考えないとですね。

もし、おすすめのストレス発散法があればお待ちしてます。

それでは、最後までお付き合いいただきありがとうございました!

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