
本が安い投資だとは私は思わない。
ビジネスマンの時間は有限である。
早めに帰宅するも子育てが始まり家事を手伝わなければならない。
読書には時間がかかる
速読という選択肢もあるが、
速読で果たして内容を生活に落とし込むほどの理解になるのか。
そしてサラリーマンの1日のお小遣い500円の世界なら
昼ごはんを節約してまで本を買うだろうか。
それでも生活費から捻出したとする。
いざ書店に向かいベストセラーの本を入手するだろう。
果たしてそれは意味のある読書なのだろうか。
10万部売れた本を読めば10万人と同じ知識が手に入るだろう。
会社で隣に座る同僚と同じ知識や考え方を手に入れてどんな価値があるのだろうか。
売れる本は確かによくまとまっていて、心がワクワクして
さらに実践しようという気にさせてくれるだろう。
学ぶことは多い。
しかし良い方へ社会を導くには知識の多様性が必要だ。
個性を育むためには一つの教科書なんていらない。
以下二冊の本を紹介する。
「読書は格闘技」
ビジネスの名著から児童書までを対比させながら読む。
何を読めばいいかわからないという方はこの本から選ぶといい。
著者の瀧本哲史さんは昨年40代で若くして亡くなっている。
彼の著作は若者に生きる意味、勇気を与える。
これから何度も紹介するだろう。
「戦略読書」
経営コンサルタントをするにあたって自身の勉強に使った本を紹介している。
著者が読書には戦略が必要だと提起し、自身の戦略を元にあらゆるジャンルの本を読みこなす。
アウトプット効率の良い読書の手がかりとなるだろう。