評価されない”ぼく”だけど
ああ、もう心がおれそうだ。
気づいたら、ぼくは紙ひこうきになっていた。
【絵本レビュー📚】
《ぼくは0てん》
世界も注目するブランドのファッションデザイナーさん自身の半生を重ね描いた絵本😌
●ゆるっと内容紹介🎈
ぼくは0てん。
いつも0てん。
100てんを目指しても決まって0てん。
〇がついていた時も先生のミスで結局0てん。
周りから認められたい、そのためには良い点を。
ずっと0てんのまま卒業するぼく。
クズのままで終われないぼくは、
気づいたら紙ひこうきに。
だれもぼくを0てんってよばないところへ飛んでいく。
シンプルなイラストで、
初めて見るのに、親近感が湧いちゃう不思議さ。
テスト用紙のヤンキーくんはしっかりヤンキーでちょっとこわいのも面白いです😌笑
絵本BOX🐿のココが気になる❗️
もしかしたら勝手に人に点数をつけている。
評価の世界から抜け出せていないのか。
この絵本の世界では、点数でみんな呼び合う。
賢い100てんくんに85てんくん、12てんくん、
やんちゃな2てんくん、
そしてべっぴんさんの78てんさん。
それぞれ点の高い子たちが優れている。
点の低いやつらはくしゃくしゃになって捨てられる。
学校にいた時は、
優秀かそれ以外か
才能があるかそれ以外か
かわいい・かっこいいかそれ以外か
彼氏・彼女がいるかいないか
たくさんの”ものさし”がある中で
みんなが気になるのは似たようなこと
(ローランドさんっぽくなっちゃった笑)
社会にでれば
仕事ができるかできないか
空気を読めるか読めないか
都合の良くつかえるかつかえないか
文句を言わないか言うか
私たちは評価されている
先生が評価した0点
周りが評価した0点
そして自分が評価した0点
他人からの評価は辛いがまだ耐えられる。
自分が自分に出した評価はひどく辛い。
認めたくない。
自分にも価値を見出せると。
◆◆◆
心が折れる時はどんな時か
私の場合は
自分が自分を諦めた時
何をするにも上手くいかないと嘆く
他人は簡単にやってのけるのに
私だけこんなにも不器用であるのは不公平
矢印を外に向けるだけ向けて
内に向ける。
どんなに優しい言葉も受け取れない。
動かなくるんですよね、こういう時って。
無気力。
◆◆◆
でも、この絵本のぼくも
悩んで、苦しんで、もがいて、その後に
紙ひこうきになって飛んでいけたのかなぁって
悩みが、苦しみが、
それが晴れたら自由になれる。
私も今までにたくさんのことに
手を出しては自分には才能がなかったと
簡単に逃げ出してきました。
悩む前に、苦しむ前に。
私の目には
“ぼく”の向き合う強さはかっこよく見えました
ちょっとできたと思ったときの、
他人からのダメ出しは堪えるもので、
挫ける時は挫ければよくて、
そのあと、また頑張れるかはその時次第で、
クズはクズで終わってしまうのか?
この言葉を人生で何度つぶやいたか。
でもね解放される時が来るですよね。
これは成長なのかどうなのかはわかりませんが、
“自分を決めつけず、諦めず、
自分ができることを必死に探している姿は、
それだけでチャーミングなのだと思います。”
私も今はやっと
紙ひこうきになれたのかな。
自分をやっと認められたんじゃないかな。
どこまで飛べるかなんて気にならないよってね。
そう言えるようになってきました😌
みんなが評価する何者かになりたい
ではなく
私が好きな私でありたい
誰もがみんな悩むことがあるテーマ
特に高校生や大学生、そして新卒社会人のみんなに自分と向き合うための一冊。
この絵本をオススメします。
評価されない”ぼく”だけど
あなたはどう思いますか?
絵本BOX🐿・私についての紹介はこちら🎈
よかったら読んでね〜