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手塚治虫 ブラック・ジャック語録 #01

12月7日、愛媛県新居浜市にある、
あかがねミュージアムで始まった
「手塚治虫展」に行ってきました。


1.戦争体験の描写は生々しすぎる…


子供の頃から家の棚には、必ず漫画が
陳列されていましたが、手塚作品は、
今まで読んだことがありませんでした。

「鉄腕アトム」
「ブラック・ジャック」


この2つの作品だけは、主人公の絵と名前が
一致していましたが、知っている知識と
してはそのくらいでした。

世代が違う、と言ってしまえばそれまで
ではあるのですが、今回「手塚治虫展」に
行くことで、手塚治虫先生の幼少期や学生
時代の戦争体験、終戦後に漫画の道か、
医者の道を目指すのかの葛藤、鉄腕アトム
での成功、虫プロの成功と挫折、アニメー
ション制作の画期的手法などを垣間見る
ことができ、あらためて手塚先生の凄さ、
手塚作品の凄さを知ることが出来ました。


2.「ブラック・ジャック語録」購入…


展示会は、1時間以上かけて楽しんだの
ですが、会場の隣で物販もしていたので、
そちらで、「ブラック・ジャック語録」
購入しました。

漫画を読みたい気持ちもありましたが、
補足説明なども読みながら、といった
読み方も面白いかなと思い、こちらを購入。

「ブラック・ジャック編」
「患者たち編」
「ライバル医師たち編」
「ピノコ編」
「再びブラック・ジャック編」

このようなパートに分かれています。


3.資格試験勉強にも通じる…

「くだらんな」

短く地味だけど、B・Jの本質を最もよく表しているセリフだ。

ブラック・ジャック語録「ブラック・ジャック編」

*B・Jはブラックジャックの略のようです。

ブラック・ジャックは、よく
「くだらん」
「興味はない」

という発言をするようです。

汚染された死の島に渡れば少年も公害病に冒されてしまう。
・・・みすみす公害病に冒されてしまうとわかっている島に渡ろうとする少年の行動そのものが許せないのだ。
だから、わざとこんな言い方をするのだ。

ブラック・ジャック語録「ブラック・ジャック編」

ブラック・ジャックにとっての
大切なものは患者の命。

そのブラック・ジャックにとっての
「くだらないこと」や無駄なことに
時間を費やすことはどうなのか、と
解説には書かれています。

資格試験勉強のみならず、人間の生き方
そのものにも当てはまる「くだらんな」
一言は、なかなか刺さる一言だなと。

連載自体は、1973年から始まりましたが、
医学が発展した現代にも、そのまま通じる
言葉がブラック・ジャックには描かれている
ようです。

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