うまくいかないくていいのだ。
82歳になる母が、近所の公民館のぬり絵教室に通い出して、
2年位経つのかなぁ?
ぬり絵と言っても大人用のもので、
傍で見ていると、少しずつ何色も色を塗り重ねたり、
専用の細い消しゴムを使って色や線をぼかしたりして、
なかなか難しそうだ。
午前中の明るいうちに一日1時間、長い時は2~3時間。
お茶を飲みながらのんびり取り組んでいるようにも見えるけど、
その時間はずっと集中してお手本と見比べてはやり直し、
を何度も繰り返している。
わたしから見れば、よくできているように見えるけど、
当の本人は思うような色が出せずに手こずっているようで、
「なんか違うんだ」って言いながら、
毎回だいぶ時間をかけて仕上げている。
そうやってある程度まで仕上げたものを定期的に先生に見てもらっては
同じ教室の仲間と見せ合ったりアドバイスをもらったりしていて、
「ここのところが今ひとつなのよね」なんて言いながらも、
なんだか楽しそうだ。
母は何事もじっくり取り組み身につけていくのが得意。
以前に陶芸やちぎり絵を習っていたこともあるけど、
いつもゆっくり丁寧に仕上げていたっけなぁ。
今回のぬり絵もご近所さんに誘われて入った割には
嫌々やっている感じでもなく、かと言って嬉々としてやっているよう
でもなく、いつも一定のペースで黙々とやってる。
前に書いた、マラソンと弓道を続けている同僚もそうだけど、
上手くいかなくてもぜんぜん焦っていなくて、
上手くいかないことも含めて楽しそう。
そんなにすぐに上手くなるわけないし、
目の前にあることに向き合ってただじっくりやるだけでいいんだってことを
わかってるんだろうな。
そういえば、前に勤めていた職場の先輩にも、
「続けることの方が難しいんだ」って言われたことがあったっけ。
たしかにそうだなぁ。
今のじぶんには、「まずは続けろ」くらいでちょうどいいんだろな。
ここのところ、文字の分量のこととか少し気にしながらやってはみてるけど
同じ分量で文章を書くのって難しいし、誰かに読んでもらう文章を書くのって難しい。タイトルをつけることすら難しくなってきた。
「私が満足」では、ダメなんだなぁ。
そんなにうまくいくわけないでしょ、と自分を励ましつつ、
イージーなタイトルをつけて、
今日はこの辺でおしまい。
ちょっとのことも丁寧にできるようになりたいなぁ。
今日も読んでくれてありがとうございました。チャンチャン