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地方の企業で話すこと。

ぼくは「持続可能性」や「SDGs」をわざわざ謳うことを、クライアントに禁止にしている。
というのも、持続可能性とか、SDGsをわざわざ謳っているところって、単に儲けたいだけっていうのが見え隠れするから。
いや、隠そうとして、見えちゃっているからが正解。
CSRやメセナ活動って、あったよなー。
そんなこと掲げずに、普通にいいものを作って、売上げがあって、社員も関係者もお客さんもニコニコして、空を見上げたらお日様まで笑ってらと思えて、インタビュアーに質問されたときに「三方よしって当たり前のことだと思ってました」と、さらっと答える方が、真っ当で格好いい会社だと思うよ。

 

「やりたいこと」と「やるべきこと」を同時に進めないと、結局は弱い立場になっていく。
例えば、自身のやりたいことが観光業にまつわることなら、「国を挙げてインバウンドを肝入りにしなきゃいけない理由」が話せなかったり、理由が「儲かるから」じゃ困るんだ。
「観光公害」についても同じ。
自社が儲けることや、自分の生活のことしか考えていないと、こういうことに頭が回らず、結果的に弱い人になっていく。



「毎日使うものと考えたら安い」という売り文句は、止めた方がいいと言っている。
こういう売り文句は、金額が高いものを売るときに使われてしまうが、こう言ってしまうことで、「価値」の勝負から「価格」の勝負に、自らを切り替えてしまっているのだ。
せっかく価値あるものを提供しているはずなのに、「いいものを安く」という利益率の低い戦略をとってしまっている。
だから、提供するものと戦略がマッチしていないのだ。

この記事は同じ執筆者である江口のブログ「サンポノけしき」からビジネスに関することを抜粋して掲載しています。オリジナルで読みたい方はこちら

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