お別れ。
そろそろお別れの日が近づいてきたようです。
何かが変わったようで、別に何も変わっていないようにも感じる。
自分が今ここに存在しているという感覚が「当たり前」と感じられるようになったのはいつからだろう。
そこに存在するには「意味」が必要で、何かに駆り立てられるように行動をしていた日々がまるで遠い過去のよう。
「ただあること」
それは「ただそこにいる」だけの人と会い続けなければ気づけなかったかもしれない。
私はそこに1人ではたどり着けなかった。
でも、今の自分は「ただ生きる」ことができている。
あとは自分のペースと空間を整えること。
それさえできれば、私はもうあの部屋に行く必要はなくなる。
少しだけ寂しい気持ちもあるけれど、それは私でない他の誰かのために、また使われる時間になっていく。