3月11日で「東日本大震災」から13年(第七回)ー仙台市立荒浜小学校ー

今年2024年3月11日で、東日本大震災から13年を迎えます。今回は、震災遺構「仙台市立荒浜小学校」を紹介します。

仙台市立荒浜小学校は、宮城県仙台市若林区にあった公立小学校です。校舎は2011年の東日本大震災で被災し損傷し、2017年5月より震災遺構として公開されています。

東北地方太平洋沖地震が発生し、荒浜地区も強い揺れに見舞われました。児童と地域住民は津波に備えて4階と屋上に避難しましたが、午後3時55分に津波が押し寄せ、校舎の2階までが濁流に呑まれました。その後、自衛隊のヘリで救出されました。

東日本大震災で地区は甚大な被害を受け、校舎も使用できなくなりました。そのため、東宮城野小学校で授業を再開しましたが、学区内のほとんどが災害危険区域に指定され、児童数の減少が続いたため、2016年3月に閉校となり、近隣の七郷小学校への統合が決定されました。

荒浜小学校の校舎は震災遺構として保存され、2017年4月30日から一般公開が行われています。2018年5月には、国際連合事務総長特別代表の水鳥真美が視察に訪れました。

2022年度には一部を改修し、将来の災害に備える内容をコンセプトとする館内展示の刷新が行われ、2023年8月29日には来館者が50万人に達しました。小学校から長浜方面に歩くと10分以内に「荒浜祈りの塔」に辿り着くことができ、そこには「荒浜慈聖観音」が建立されています。

荒浜小学校:
https://arahama.sendai311-memorial.jp/
※Wikipedia参考

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