華北山椒　『花椒』と呼ばれる魅惑の香辛料を生む樹

華北山椒
（カホクザンショウ）


ムクロジ目、ミカン科、サンショウ属の
落葉低木、中国全土に広く分布しており
樹高は３〜７ｍの高さまで伸びる。


赤実中の果肉は『花椒』（カショウ）と
呼ばれており、中国の四川料理を中心に
日本国内で麻婆豆腐（マーボードウフ）
や担々麺（タンタンメン）等に用いられ
この味を一旦、知ってしまうとヤミツキ
になってしまうリピーターが続出する程
魅力的な香辛料となる。私もそのひとり。


柑橘系の爽やかで奥ゆきある香りと共に
舌が痺れる程の辛さが特徴で、日本原産
の山椒とは違った魅力を持つ香辛料。


また、香辛料だけではなくて、漢方名で
『蜀椒』 （ショクショウ）と呼ばれる
ものは腹痛、下痢、嘔吐などに利用。

和名　華北山椒
　　　（カホクザンショウ）
　　　四川山椒
　　　（シセンザンショウ）
　　　中国山椒
　　　（チュウゴクザンショウ）
　　　中華山椒
　　　（チュウカザンショウ）
　　　山椒
　　　（サンショウ）
洋名　スーチュアン ペッパー
　　　（SICHUAN PEPPER）
　　　チャイニーズ ピックリー アッシュ
　　　（CHINESE PICKLY-ASH）
学名　ザンソクシラムバンジェアナム
　　　（ZANTHOXYLUM BUNGEANUM）
分類　ムクロジ目、ミカン科、
　　　サンショウ属、カホクザンショウ種
種類　落葉低木
　　　香辛料植物
用途　香辛料　花椒 （カショウ）
　　　　　　　椒紅 （ショウコウ）
　　　漢方薬　蜀椒 （ショクショウ）
効能　腹痛、下痢、嘔吐、健胃、鎮痛、駆虫
草丈　３〜７ｍ
開花　３〜５月
花色　黄緑
花径　４〜５ｍｍ
果期　７〜１０月
原産　中国
言葉　健康
　　　魅惑
撮影　日本新薬　山科植物資料館

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ザンソクシラムバンジェアナム
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