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当帰


当帰 (トウキ)

セリ科、シシウド属、トウキ種の多年草。


中国を原産とする漢方薬となる植物。
名称はその中国の伝説からのものである。


その昔、妻が婦人病を患ったところ、夫が
全く家に帰らなくなったという。妻はこの
症状を治すべく、人から聞いた民間療法に
より元気を取り戻す。この時に夫に向けて
『当に帰ってくるべし』(即刻、帰れ)と
発した言葉が由来となり『当帰』と付く。
もちらん、その時に妻が教わって服用した
漢方が、この植物となる。


トウキは、年の終わりの近付いた秋にその
根を掘り返して、水洗い、陰干したものを
煎じて飲む。その効能は補血、強壮、鎮痛、
鎮静などの目的で処方に配剤されるもの。

女性の生理により奪われた血液を補うのと
鎮痛や、鎮静にも役立ち、またその身体の
滋養強壮にも役立つのだと云う。



和名 当帰 (トウキ)
洋名 アンゼリカ (ANGELICA)
学名 アンゼリカ アキュティロバ
   (ANGELICA ACUTILOBA)
分類 セリ目、セリ科、シシウド属、
   トウキ種
種類 多年草
   漢方植物
草丈 30〜100cm
開花 春
花色 白
花径 5mm
原産 中国
言葉 健康美
   優美
   インスピレーション
   優しい憂鬱   
撮影 武田薬品京都薬用植物園



漢方として使われる根の部分の写真はネットから
お借りしたものとなる。これは冷え性にも効能を
持つとされているのも追記しておこう。

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