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# 植物図鑑 『有毒編』

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身の回りにある植物の有毒情報を紹介
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#六甲高山植物園

蕾を『お包み』状にして守る紫陽花とは?

蕾を『お包み』状にして守る紫陽花とは?

紫陽花(アジサイ)、これらの開花時期は8月
半ば過ぎの今はとっくのとうに終わっている
ものだが、他品種と開花時期を大きくずらし
咲くものがある。それも蕾の全体がベールで
包み込まれているという、他のアジサイでは
見られない珍しい特徴をもっている。

玉紫陽花(タマアジサイ)

その名の由来となるのは、開花前のツボミが
玉状のベールで、固く包み込んでいるその姿
によるもの。他のアジサイが咲き誇る時期

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VERATRUM

VERATRUM

ベラトルム (VERATRUM)

ユリ目、シュロソウ科、シュロソウ属

ちょっと前に、園芸品種販売業者の取扱品種の
ひとつとしてこの植物が紹介されていた。

読み進んでいった後に、結構肝心なことなどは
紹介されていないのだなと思ったのである。

そのひとつ目は、この植物の毒性に関する表記が
一切なかった事で、こちらについてはスイセンや
スズラン、ヒアシンスなども有毒であるものだが
これらも表記は

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サワギキョウ

サワギキョウ

沢桔梗 (サワギキョウ)

キキョウ目、キキョウ科、ミゾカクシ属

多年生植物で、日本、朝鮮、中国を原産とする。

キキョウに分類する植物で、名にもある通りで
水辺にしか自生しないもの。

夏の緑の茂る中、その紫は本家の桔梗のそれより
鮮やかで貫禄がある。

花言葉の『悪意』は、この植物が持つトリカブト
に匹敵する猛毒を表した言葉となる。

和名 沢桔梗 (サワギキョウ)
   丁子菜 (チョウジ

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LOBELIA

LOBELIA

ロベリア (LOBELIA)

キキョウ科、ミゾカクシ属、サワギキョウ種
多年生の植物となる。

六甲高山植物園にて撮影したもので、
水辺に咲く紫色の美しき毒草。

和名 沢桔梗 (サワギキョウ)
   丁子菜 (チョウジナ)
洋名 ロベリア (LOBELIA)
学名 ロベリア セシリフォリア
   (LOBELIA SESSILIFOLIA)
分類 キキョウ目、キキョウ科、
   ミゾカクシ属、

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