母は強し!
小学1年生の1学期が終わった頃
父の仕事の関係で南米のブラジルへ引っ越すことになった。
小1の私はブラジルが遠いところだってことはわかっていたけれど、どんな国かはわかっていなかったと思う。
父はひと足先に現地入りしていたため、
当時まだ30歳だった母が
5歳(わたし)と3歳(妹)の娘の手を引き
あとからブラジルへと向かった。
母にとってそれは初めての海外で
ポルトガル語どころか、英語もできない。
そんな中、
飛行機の中でも、乗り継ぎのロビーでも
ケンカが絶えない娘たちと、大量の荷物。
これらを一人で抱えて
異国の地へ向かった母は、強し!!
ブラジルへは直行便が無く、
乗り継ぎをしながら
30時間くらいかけての大移動。
不安な顔はいっさい見せなかったけど、
どんだけ心細かったことか。
あの頃は今みたいにスマホで情報検索もできないし、翻訳もできないんだもんね。
当時の母と同じ年頃になった今、
母の強さを改めて感じる。
そんな母も
アラフィフ。
一緒に旅行へ行った時には
当たり前のように、後ろからついて来るようになりました。
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