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✅誰かに言いたくなる!!超面白パラドックス6選!!
皆さんはパラドックスってご存知ですか?
パラドックスとは、一見すると矛盾しているような不思議な問題や現象のことを言います。
今回は、そんなパラドックスの中でも特に面白い6つの話をご紹介します。
できるだけ、簡単な言葉で説明していますので、ぜひ楽しんでみてください。
分からない時は、お家の方や先生に聞いてみましょう!!
1. モンティ・ホール問題
とある番組のゲームのような問題です。
3つの扉のうち、1つに車(当たり)残りの2つにはヤギ(ハズレ)が隠されています。
参加者は、まず3つの中から1つの扉を選びます。
(この時、まだ扉は開けません)
その後、残り2つの扉の内、当たりとハズレの位置を知っている司会者がヤギ(ハズレ)がいる扉を1つ開けて、参加者に扉を変えるかどうか聞きます。
なんとなく、変えても変えなくても、確率は変わらないように感じますよね?
ですが!!
実はこの時、参加者は「扉を変えると、車を当てる確率が上がる」のです!!
これが1つ目のパラドックスです。
不思議ですね。
2. 満場一致のパラドックス
満場一致とは、ある質問に対して、参加する全員の意見が一致したときに起こる現象です。
「全員の意見が一致したなら、それが正しい!」となるのが普通なのですが、、、ここで、満場一致のパラドックスが発動します!!
この時、「全員の答えが一致するは逆に怪しい!!」となってしまうのです。
これには、色々な原因があります。
例えば、その場の雰囲気や空気感で「周りの意見を合わせておいた方がいいのかな?」というふうに、自分の意思ではなく他人の意思に流されて判断するなどです。
みなさんも、他人の意思に流されるといった経験をしたことは一度はあるのではないでしょうか。
つまり、「全員一致の状況」は、「他人に影響されて意見を変えている人がいる可能性があり、答えとしては怪しい」というわけです。
3. 親コロしのパラドックス
これは、タイムトラベルで「自分が生まれる前の過去に戻って」もしも「自分の親をコロしてしまった」ならどうなるかという例え話です。
実際にタイムトラベルできないので、想像の話になりますが、過去で親をコロしてしまうと、その時点で、親がいなくなるので、自分は生まれなくなってしまいます。
そうすると、自分は存在できなくなるのではないか、また、その瞬間自分はどうなるのか、これが「親コロしのパラドックス」です。
4. シュレディンガーの猫
こちらは、思考実験なので実際には行っていません。
あくまで頭の中で想像したお話です。
まず、「中の見えない箱」の中に「猫」と「毒ガス」が入っています。
スイッチを押すことで「毒ガスが発生する」か「毒ガスが発生しない」かが決まります。
スイッチを押したあと、箱を開けるまでの間、毒ガスが発生したのか、発生していないのかわからず、猫は生きているのか、死んでいるのかわかりません。
この時、箱を開けるまでの間、「猫は生きているとも死んでいるとも言える状態(2つの状態が同時に存在している)」になるのではないか、というお話です。
普通に考えると、スイッチを押した段階で、箱の中を見ても見なくても、猫は生きているか死んでいるか、どちらか一方だけの状態に感じますよね?
ですが!!
これが、量子力学の世界(ミクロの世界。目に見えないくらいめちゃくちゃ小さい世界。)で考えると「あり得る」とされています。
とても難しいですね。
5. 悪魔の証明
悪魔の証明は、証明の難しさに差があることを示す言葉です。
具体的には、「〇〇が”存在しない”ことを証明することはできない」という状況を指します。
例えば、「宇宙には宇宙人がいない」という主張があったとします。
しかし、宇宙は広く、すべての星を調べることはできませんよね。
つまり、「宇宙に宇宙人がいないこと」を証明するのは難しい(証明できない)ということになります。
対して、「宇宙人がいる」という主張があったとします。
感覚的に、地球には居なくても、広い宇宙の何処かには居そうな気がしますよね?
それに、「宇宙には”宇宙人がいない”ことが証明できない」のであれば、逆に言えば、自動的に「宇宙には”宇宙人がいる”」ということになります。
このように、「いないことの証明をするのは難しい」ということが、悪魔の証明です。
悪魔の証明を知っておくと、日常生活で、「〇〇が存在しない」という主張に対して、見方が変わるのではないでしょうか。
6. テセウスの船
ギリシャ神話の英雄テセウスが乗っていた船について考えます。
その船は、一部が壊れたら、補強するために新しい部品で修理します。
そうして、船の部品の修理を繰り返しているうちに、「全部が新しい部品に変わったとき」、それはまだ「テセウスの船」と言えるのでしょうか。
それとも、「新しい別の船」となるのでしょうか。
もしも、「新しい別の船」となる場合、どのくらい修理したところで「新しい別の船」という扱いになるのでしょうか。
どっちが正しいのか難しい、面白いパラドックスです。
ひとこと
いかがでしたでしょうか。
どれも一見、矛盾しているように見えますが、よくよく考えると面白い答えが見つかるかもしれないパラドックス。
パラドックスについて触れることで、物事をいろいろな角度から考える力を養うのに役立ちます。
日常生活の中では、「自分が当たり前だと思っていたことが、実は矛盾しているかもしれない」と、考えてみるといろんな物事が楽しくなるかもしれません。
今回の内容を、ぜひ友達や家族に話してみて、みんなで考えて楽しんでみてください。
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