早く深く理解したいなら、やっぱり現場通いしか勝たんのよ。

毎日通ってみてよかったなあと思えた。

相変わらず、ある子の魅力に惹き込まれつつ、半分は「ファン心理を実感するため」と自主的に、沼にずぶずぶと浸かっていっている最中。

9日間連続ライブというスケジュールを終え、1日空いただけなのに（はやく会いたい）を募らせつつ向かった先でのその子のライブパフォーマンスは格別だった。

前日会えなかったから〜というこちらの都合は抜きにしても、ダンスが良かった。いつもよりキレキレで一挙一動に「シュッ」とかって効果音ついてるようだったし、ジャンプなんか足の長さ分くらいは確実に浮いてた。そこそんなに跳ぶところだったっけ？すごい！

ライブ後に設定されている直接本人に声をかけられる時間に、今日はダンスの感想をぜひ伝えなければ！と口にしたところ、びっくりして、喜んでくれた。

教えてくれたのは、9月に入って今日が一番ダンスの調子が良かったこと。
でもそれを、メンバーにすら伝えていなかったこと。

そして「俺がやりたいと思っているところまで見ててくれてありがとう」とまとめてくれた。何をおっしゃる、こちらこそありがとうでしかないのよ。うれしくて泣く。

何のために毎日のように現場に足を運ぶのかといえば、「解りたいから」なんだと思う。

SNS等で日々発信してくれる子なので、自宅にいても彼の行動はある程度掴める。
3日に一度の生配信で人柄や考え方も分かるし、グループでのライブを配信してくれるのでメインの活動も観られる。ぜいたくすぎる環境だ。

それでも、現場に行ってはじめて分かることは多い。カメラに写っていない瞬間の言動とか、まとっている空気感とか、ファンとの距離感とか。

たぶん抜け出せない沼になる。それならなるべく早い段階で、できるだけ多くのことを知っておいた方がいい。そういう思いに従って本能のまま動いていたら、ファン歴1か月•ライブ参戦回数20回みたいな数字を作り出していた。おおう。

ジャニーズの沼で長くお世話になってきたから、彼らのダンスを生で見る機会に恵まれてきた。その中で、徐々にダンスの上手さが見取れるようになったし、好みのダンスも分かるようになった。

グループで同じ振り付けを揃えて披露していても、動きにはその子自身の解釈が滲んでくることも分かった。だからこそ「この子のダンスが好き」という子を見つけると、その人を丸ごと好きになってしまうことが多い。それくらい、ダンスには人間性が反映されてしまう。

そういう、自分のすべてで勝負する世界で「ライブしてる時が一番かっこいいって自信もってやってるから観に来てほしい」と繰り返す彼が、表現したいことは何なのか。そういう部分まで触れてみたくて、生のパフォーマンスに何度も足を運んでいた。

…なんて口に出して伝えたら、さすがにきもいので言えない。でも、表面的なところだけじゃなくて中身まで分かって応援したいと思ってるよーということだけは伝えておきたい。

先日Twitterで、高嶋ちさ子さんに関するエピソードが流れてきた。
「美人なんだから玉の輿にのって生きてもよかったのに、どうしてバイオリンを続けるのか」という問いに対して、「容姿なんて与えられたものだから自信にならない。自分で手に入れるものが、自信になる」と返したという話だったはず。

外見で人を判断してはいけませんとはいうものの、どうしたって第一印象は見た目で決まることが多い。かっこいい子•かわいい子にはつい優しくしてしまうのも、本能だからある程度仕方ない面もあると思う。

芸能のような人に見られる仕事をしている人は、容姿がいいからこそ、その奥にある自分まで見てもらうことが難しいのかもしれない。容姿を魅力のひとつとして使いつつ、それだけではない、本質的な部分まで見て愛してほしいと願うとは当然のことだろう。

わたしが応援している子は、お顔もスタイルも良すぎてびっくりするレベル。けれど決してそこに甘えず、その容器のなかに入っている内面こそが一番かっっっこいいんだよ。見た目でキャーキャーしてるだけなんてもったいない。

大切なのは長さではないと知りつつも、ファン歴にはこえられない壁があるのも確かな事実。こんな素敵な人、もっと早くから知っていたかった！と思わない日はない。けれど、それはどうやったって叶わない。

過去に戻って時間を共有することができないからこそ、「今」をたくさん見ていきたい。そして新規なりに、最大限彼を理解したい。ダンスの話から、昨日は改めてそんなことを考えた。そして、シルバーウィークにも変わらずまた現場に足を運ぶんだ。