人と会わない時代だからこその、まつげの力
マスク生活、オンライン生活もすっかり定着してしまった。
対面で人と会うことがすっかり少なくなったこんな時代だからこそ、まつげを生やすといいなぁと感じている。
少し前に、2年ぶりにサロンへ行ってまつげのエクステをしてもらった。
コロナが流行ってからは家にいる時間が長いこと、まつげをぱちぱちさせたいような予定がすっかり減ってしまったことで自然と脚が遠のいていた。今回は久しぶりにその、ちょっとぱちぱちさせたい予定ができた。だから思い切って予約してみた。
今の家に引越してから初めてなのでサロン探しから始まったのだが、丁寧に、綺麗に施術していただけるお店に出会えてよかった。
コロナ以前もまつエクをしていたが、久しぶりにまつげがぱちっと上がっている鏡のなかの自分は新鮮に映った。
久しぶりにまつエクしていて感じたのは、思いがけないことではあるが、「コロナ禍こそまつエクが必要なのでは?」ということ。
何でもオンラインでできるようになったことは便利だけれど、逆に、朝から晩までいつでも予定が入ることが増えた。
会社員の人がいる集まりだと日中は時間が取りにくく、プライベート寄りの予定は自然と早朝か、みんなが残業も終えた夜遅い時間になってしまう。
そんなとき、味方になってくれたのがまつエクだ。
人と約束しているとはいえ、わたし自身はずっと家で過ごすことがほとんど。リップとか、ポイントに色を入れてテンションを高めることはあるけれど、わざわざばっちりメイクをするのもどうかと思ってしまう。
それに、朝ならともかく夜22時とか23時スタートのミーティングだと、そのためにずっとメイクしているのは肌に良くないよなぁと気になってしまう。一緒に集まるメンバーもお風呂後だったり部屋着だったりとくつろぎモードで参加しているので、誰も気にはしないとは知っているけれど……
そんなもやもやから助け出してくれたのが、まさかのまつエクだったのだ。
まつげがぱちっとしているだけで、ちゃんと起きている顔になる。すっぴんでも、目がきちんと開いている上体で画面におさまることができる。これってすごい。
久しぶりのまつエクをしてから2週間ほど経ったが、「こんな遅い時間なのにちゃんとしてるね」と何人かから言ってもらった。
心のなかで、(本当はすっぴんなんですけど…)と謝りつつ、まつげの存在に感謝した。
コロナ禍になって大きく変わったものは、人の印象の決め方な気がしている。
採用面接や顔合わせなどもZoom等のツールを使うことが多い中、印象の決め手は目元と声が占める要素はかなり大きくなっている。
声を変えるにはトレーニングが必要なはず。
だけどまつエクなら。自分はお店に行くだけで、ぱちっとした目を簡単に手に入れることができる。
数千円でモヤモヤから脱して、好印象が買えるなら、決して安くはないのでは。
まつエク生活、またしばらく続けてみようと考えている。