好きな人が楽しそうなら、わたしは幸せ。推しの王子様と、わたしの担当
好きな人が楽しそう~にしているのを見られるのって、一番満たされるかもしれない。
9月23日は、応援し続けている子の芸能活動20周年(!)の日で。
youtubeLIVEでファンから問題をあつめてクイズ大会をするという、ひたすら笑える記念日を過ごすことができました。出会って20年。30代になって真剣にクイズで勝ち負けを競ううちの子たち…笑 わたしの送った問題も読んでもらえたのだけれど、その話はまた今度。
20年目だった今年は、ジャニーズ事務所を退所するという大きすぎる変化が。もう会えないかもとか、仕事どうすんのとか、勝手にめちゃくちゃ心配したのよ…
が、そんな心配いらなかったようで。外で活動はじめて、やったことがないお仕事にもチャレンジできている今が、すごーく自由で楽しそうなの。
やりたいことをやれてる人っていいよなぁってしみじみ思っちゃう毎日です。
そんな今日は、毎週楽しみにしてきたドラマ『推しの王子様』の最終回でもありました。観ましたか~?
『推しの王子様』っていうタイトルや、乙女ゲームの登場人物に真剣に恋する主人公、空から降ってきたイケメン年下男子を社員にしてリアル育成ゲームをするなど、なかなかのトンチキ設定のドラマでしたが、テーマは「好き」との向き合い方だったんじゃないかな。
乙女ゲームが好きすぎて、自信が小さなゲーム会社の社長になり、細部までこだわりにこだわりまくったゲームアプリを配信していた比嘉愛未さん演じる泉美。恋愛感情をごまかし、仕事への情熱も失った。傘下に入った会社のやりかたとスタイルが合わずに苦戦するなか、大事なプレゼンで大失敗。会社を辞めて、実家に逃げる。そんなボロッボロの状態で迎えた最終回。
乙女ゲームが好きだったけど、それだけじゃダメだった。自分には何もないという泉に、地元の友達は言います。
でも、それが泉美のすごいところなんじゃないの。
乙女ゲームに出会って人生変わったとか言ってさ、あのときの目の輝きヤバかったからね。
「好き」がある人って、謎の熱量もってるよね。
その友人の息子も最近ハマっているロボットがいる。こだわりが強さに、母としてはちょっと困っている素振りも見せるけど、「番組見るために早起きできるようになったし、なんか毎日楽しそうだしね」と話す表情は何とも言えない。
そして、情熱をもってる人がつくったものは、ほかの人のなかに「好き」を生み出す。いいものをつくりたいという熱がつたわって、社員が理想のゲームを形にする。そうしてできたゲームの、理想を追求してこだわって作ったキャラクターは、サ終してもファンの推しであり続けた。
「好き」はどんどん伝わっていくし、かけた情熱はちゃんと伝わる。
そこに真心のない商品は、仮に売れたとしても、決して人々の心に残ることはありません。
乙女ゲームのキャラクターたちは、ユーザーひとりひとりにとっての「推し」です。その「推し」たちが誰かの人生を輝かせるのであれば、我々つくり手は、決して妥協することは許されない。
わたしの応援している子は、コンサートの演出も手掛けている。
「コンサートがしたい」って言い続けて、自分で開催できる環境を手に入れた。
伝えたいメッセージが伝えられる曲を選び、新曲もつくる。
振り付けは、信頼している相方に任せる。本番にむけて、Tシャツが汗で重たくなるくらい踊り狂う。
それらすべてを、最高の状態で届けられる最高の演出をつくり上げる。
そうしてつくっているコンサートをもうすぐ観に行けることが今、楽しみで待ち遠しくてしかたがなくて。
ようやく気付くことができた。
彼らと出会い、好きなものを当たり前のように分かち合える。
そんな時間がどれほど得難いものだったか。
「好き」に全力な人は魅力的だ。
自分の好きな人が「好き」を全力で楽しんでいる姿は、本当に尊いこと。
好き!楽しい!を受け取って、エネルギーをふくらませて、自分の周りの人にも渡していくような暮らしができたらしあわせだよなぁ。
『推しの王子様』の感想、こちらにも書いたので合わせてどうぞ^^
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