04 サービスって何でもやってあげることじゃないからね…
特に予定もないGW。
以前から行きたいと思っていたブックカフェへ出掛けた。そこで見つけた本(正確には漫画)にあった言葉がとても印象的だったので、記録に残しておこうと思う。
素敵なブックカフェ
今回は用事があったため30分ほどで退店したが、時間が許すのであれば、1時間でも2時間でも居座りたいと思ってしまう素敵なカフェだった。
長くやっていた本屋を改装して作られたというこのお店。静かな音楽が流れていて、とっても居心地が良い。
ルイボスチャイと米粉のシフォンケーキを注文した。シフォンケーキに付いていたヨーグルトクリームがさっぱりしていてい、とても美味しかった。
ぜひ、再訪したい。
ブックカフェで見つけた漫画「ちひろさん」
ちょうど私が座った席の隣の棚に「ちひろさん」という漫画があったので、パラパラと読み始めた。
元風俗嬢で弁当屋の「ちひろさん」が主人公のお話。
いわゆる”不思議キャラ”な「ちひろさん」の自然体?な生き方が、何となく魅力的に感じてしまった。
短編のエピソードで構成されているが、そのなかでも、風俗嬢時代の後輩同僚とのエピソードの回での「ちひろさん」の言葉がとても印象に残った。
「サービスってね何でもやってあげることじゃないからね」
「欲しがるもの何でもあげたらナメられる」
「いったんナメられたら食い尽くされて飽きられる」
お店のルールを破って、同僚が客と”本番”をしていることを知った「ちひろさん」が、同僚に向けてかけた言葉だけど、これって、お仕事全般にも当てはまることだし、それ以外にも、恋愛関係、人間関係にも当てはまって結構深いなぁ~なんて思って、実は胸がチクリと傷んだ。
前職時代のイタい思い出
前職時代、私は自分なりにかなり一生懸命、仕事をしてきたと思っている。
お客さんのために必要なことはもちろんだけど、職場のメンバーの負担が少なくなるように、皆がスムーズに仕事ができるように、迷惑をかけないように…と必死だった。頼まれたことは進んでやったし、相手が負担に感じている仕事を抱えているようであれば、積極的に手伝った。
今、振り返ると、まるで仕事ができなければ私は存在してはいけない、と思っていたかのようであった。
ある日、ちょっと難しめの仕事がまわってきたが、ほかの仕事を抱えており体の調子も悪く「できない」と断ったら、相手が激昂してしまい、良好だった人間関係が崩れてしまったことがあった。(ナメられて食いつくされて飽きられたんだろうな…)
原因を作ったのは自分なので、誰も責めることはできない。
ただ、当時は毎日ヘトヘトで、本当に私は疲れていた。
自分を守るために
今は退職して自宅休養中の身。けれどもいつかは、再びさまざまな人間関係(仕事関係を含む)に身を置く時が来るだろうと思っている。そのときは、この「サービスって何でもやってあげることじゃない」というちひろさんの言葉を思い出したいと思う。
相手の要望に応えなきゃ受け入れてもらえない、好かれない、愛されない、嫌われてしまう…って思いがちだけど、自分に負担を強いてまで要望に応える必要なんてないんだ。自分を殺してまで好かれようとしなくていい。そもそも、そんなことしたってどうせ好かれない(笑)。
相手の要望には、自分ができる範囲内で応えればいいんだ。そっちのほうが、人間関係もきっと長続きするはず!
・・・それでも、やっぱり「怖いな」って思ってしまう。だから、私はもっともっと自分を知りたい、と思う。
私のカラダが今どんな状態なのか、私のココロは今どんな状態なのか、常に意識できる自分でいたい。そして、もっともっと自分を愛したい。
そうなれば、自分のできる範囲もわかってくるし、自分を守るために「断る勇気」も生まれてくるのではないかと思っている。
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