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前に進む勇気「西園寺さんは家事をしない」8話
8話では、横井がついに西園寺の本彼氏に。本彼氏になった横井は止まらない、いや止まれない程に積極的な行動が描かれる。その一方でモヤモヤした気持ちを抱えた楠見の心境も描かれていた。
本彼氏になった横井
7話のラストで楠見に「好きだった」ことを打ち明けた西園寺。
自分の気持ちに嘘をつきたくない、正直で素直な性格の西園寺は、相手への負担を考えその発言を「自己満」と言った。
その自己満のおかげで、胸の内がすっきりとした西園寺は横井との関係に向き合うことに。
横井へ本彼氏になってほしいと申し出た西園寺は、事前にときめきキュンアクションランキングを見て、袖クルを実施する気合いの入れようだ。
しかしその袖クルが、自らの袖をくるくる巻くることだと勘違いを起こす可愛らしい場面もあった。
本彼氏横井の行動
一度は諦めた西園寺の本彼氏になった横井は早速行動に。
自宅から見える花火を一緒にどうかと、こちらにも緊張が伝わるトーンで西園寺を誘います。
しかし、ルカを見ていないといけないと言う西園寺。それならルカもと誘い、ルカも楽しめるように自宅に出店を用意する「できる」本彼氏ぶりを披露した横井。
さらには、楠見も見たいのではと花火を動画に撮る横井に、お土産まで持たせる横井。
どこまでもいい人で理解力のある横井の姿が少し不憫に感じてしまう。
西園寺はいつも楠見の話をして楠見のことで頭を悩ませている。そんな西園寺に一喝したのは幼馴染の小西。
「一妃は向き合っていない。向き合う相手はうなぎパイダンディ(小西がつけた横井のあだ名)だろ」と。この言葉がなかったら西園寺の横井への行動に不満を抱えてしまうところだった。
数式がつなぎ背中を押した
エリサが日本へ来たのは、楠見への恋心だと誰もが感じただろう。
レスQのコンサルを引き受けたり、楠見と西園寺の偽家族を受け入れる。あわよくば楠見と自分が偽家族にという企みがあるのではないかと思ってしまう。
しかしエリサの目的は、楠見に瑠衣から託されたものを渡すというものだった。その託されたものは、2人がずっと解いていた数式。瑠衣は、自分がいなくなった後、1年後に渡してほしいとお願いしていた。
数式は、2人を繋いでいた大切なもの。恋愛が得意でない2人は数式を通して思いを繋いでいた。
だからこそ瑠衣は、「先に進んでいい、進んでほしい」という思いを込めてこの数式を託していた。
受け取った楠見もその思いを理解し、受け止めた気持ちを泣きながら西園寺に思いっきりぶつけた。その姿はまるで子供のようだった。
そんな楠見の姿に思わず抱きしめてしまう西園寺。この行動からも、再び楠見へ気持ちが向くことは確かだろう。
次の展開も楽しみだ。
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