私には、私がいるから大丈夫
朝の満員電車で聴いた
the pillowsの「funny bunny」が
ここ最近の中で、何よりもエモかった。
満員電車で泣きそうになっている私。
これがドラマだったら、私が主演で視聴者が
これまでの私の日々を見てくれているので
一緒に泣いてくれる感動的なシーンになると思うんだけど、視聴者はいない。
だからひとりで噛み締める。
でもさ、こういう自分にしか分からない感動ってめちゃくちゃエモくないですか?
先日、会社を退職した。
詳細は以前の記事に書いてます ↓
念願の働き方ができるところに転職が決まって、もうすぐ退職するという状況のとき
朝の満員電車で聴いたこの曲の歌詞がものすごく刺さった。
キミの夢が叶うのは
誰かのおかげじゃないぜ
風の強い日を選んで 走ってきた
前回の記事で、
「本当に頑張ったことって、自分にしか分からない。だから自分で自分を誇れるような生き方をするのが一番感動するし、きっと楽しい。」
と書いたのですが、
おとといの最終出勤日に本当にそう思ったんですよ。
会社から駅までの一本道。
毎日通っていたその道も、今日が最後。
いろんなことを思いながらゆっくりと歩いて帰っていると、感動して涙が出そうになった。
本当に夢が叶ったんだなぁって。
道にレッドカーペットがひかれてるように見えた。アカデミー賞の授賞式みたいな感じ(?)
そして、道の途中で、誰かが花束持って
「お疲れ様、よく頑張ったね」って言って
出てきてくれないかなと思ったのだけれど、
誰がいいだろうと考えたら、「自分」だと思った。
自分だけがこれまでの日々を知っている。
誰でもない自分自身に、花束持って「お疲れ様」って言ってほしい気持ちになった。
もしかしたら、
最高の人生を送った人って
こういう、自分にしか分からない感動の名シーンを、大切に積み重ねた人なのかもしれないと思った。
私は、私にしか分からないことを大切にしよう。
誰にも分かってもらえなくてもいい、
誰かと比べてどうかなんて全然考えなくてもいい。
孤独を感じることもあると思う。
だけど自分にしか分からないことを大切にして育てていけばいいよ。
自分にしか経験できない出来事が自分自身を作っている。 その顔つきも、内面も、言葉選びも。
だからそれを大切にすればいい。
そうすると、
自分を裏切らないようにしようとするし、
自分に誇れるような生き方をしようとすると思う
自分に恥じないようにって。
そうやって生きていると、
世間から見た幸せよりも自分の幸せとは何か、
という視点で考えられるようになるんだと思う。
本当の幸せを見つけられるんだと思う。
そして大切な人の
「その人にしか分からないこと」にも
思いを馳せることができるようになるんじゃないかな。
大切な人に、もっと寄り添うことができるようになるんじゃないかな。
あるドラマでこんなセリフが印象に残っている。
主人公が、離婚した友人に質問した。
「平気ですか?となりに誰かいなくても」
するとその人は言った。
「私には、私がいるから平気よ」
このシーンのこのセリフがすごく好きだと思った。
あぁ…私はずっとこの感覚がほしかったんだな。
だってさ、例えば
何かで失敗したとしても、好きな人に選ばれなかったとしても、誰かに裏切られたとしても、
上手く生きられなくても、
自分が自分の最大の味方であり続ければ
人生最強じゃないですか?
自分が人生の主役であり1番の観客なんだと思う。
だから、周りにどう見られるかじゃなくて
私自身が、自分の人生に感動できるような生き方がしたい。
その先に、最高のカーテンコールが待ってるんじゃないかと思う。