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ビジネスとゴルフに共通する逆算思考

俯瞰する力が身に付くと、逆算思考が生まれてきます。

これをビジネスにおいて、バックキャスティングなどと言いますが、ゴルフにおいても大切な技術なのです。

ビジネスにおいてこの思考を持つ人は、言われたことをやるという受け身の人ではなく、どうやったら目標を達成できるかと自ら考えられる人です。

だからビジネスにおいて仕事のできる人は、基本的にゴルフが上手になる素質を持っているのです。

それでは、次のようなホールで具体的に考えてみましょう。

まず俯瞰する力がないと、このようにホールの全体像をイメージすることができません。

また、その重要性を感じていないと、全体像を見るチャンスがあっても、視界に入っただけで通り過ぎてしまいます。

一方でこの全体像を頭にイメージできると、逆算思考にスイッチが入ります。

では、順番にご紹介します。

まず初級者レベルとして、3オン2パットのボギーを狙うとしたら、
どこから3打目を打つと、グリーンに乗せやすいでしょうか?

どこに外せば、ピンに寄せやすいのでしょうか?

それは、左バンカーを避けた、右手前のポジションです。
つまり、最も良くない場所は、左側のバンカーです。

では次に、残り150ヤードから右手前のポジションを狙う時にはどこから2打目を打てるとリスクが少ないでしょうか?

やはり、右バンカーを避けて打ちたいですよね。

そうであれば、ティーショットは左ラフでも良しとします。
そしてこのホールでは、左サイドが土手で右に落ちてきますので、狙いはフェアウェイではなく左の土手に向かって打つことです。

では次に中級者レベルとして、2オン2パットのパーを狙うとしたら、
グリーンの右サイドに乗せることを考えます。

ここでも3打目を打つ場所として最も良くない場所は、左側のバンカーです。

では次に、残り150ヤードからグリーンの右サイドを狙う時にはどこから2打目を打てるとリスクが少ないでしょうか?

本来であれば、右サイドから2打目を打ちたいですが、右サイドにはバンカーがあります。

そこで右サイドのバンカーよりは左サイドのラフでも良しとする前提で、できればフェアウェイを狙いたいので、初心者レベルよりも発射ラインがもう少し右側のフェアウェイ左サイドに向かって打つことが大切です。

さらに上級者レベルになれば、
フェアウェイ左サイドからフェード(スライス)ボールで狙うようになります。

さらにフェアウェイの右サイドから2打目を打てれば、
グリーンの右サイドを狙う時にバンカー越えにならずに、
最もリスクが少ないショットを打つことができます。

このように、見方が変わると、考え方が変わるのです。

ゴルフにおいて1打目は、ただナイスショットを狙うだけではないのです。

ビジネスにおいても「ただ言われたことをすればいい」わけではないのです。

もしあなたが今までティーショットは「ナイスショットをしよう」とか「ボールにしっかり当てよう」とか「タイミングよく打とう」というようなことだけを考えていたとしたら、これからはティーショットを打つ目的が変わってくるでしょう。

このように俯瞰する力と逆算思考を持つことで、雲泥の差が生まれていきます。

その雲泥の差が、何に反映されるかというと、それはゴルフのスコアですが、それ以外にビジネススキルにおいても好影響が期待できるです。

このように、考え方が変わると目的が変わるのです。

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