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学校カウンセラー(心理師)って?

学校カウンセラーの先生は、話をよく聞いてくれました。
とても丁寧に、親身になって。
共感してくれて、寄り添ってくれました。

でも、それだけでした。

もちろん、カウンセラーの先生を責めるつもりはありません。
とても立派な方々で、専門的な知識を持って、一生懸命向き合ってくれていることはよく分かります。
その姿勢には、心から尊敬の気持ちがあります。
だけど・・・。


被害者が求めているもの

被害者が本当に求めているのは、不平不満を聞いてもらうことだけではないのです。その先にある「解決」こそが必要なのです。
いじめや学校トラブルで傷ついた子どもや保護者は、
ただ気持ちを整理するために話を聞いてもらいたいわけではありません。
問題をどうにかしたい、解決したいという思いで相談に行くのです。

「でも、心理師は問題を解決することはできない。」
これは、カウンセラーの先生が実際におっしゃった言葉です。
できることは、話を聞くこと、気持ちを整理する手助けをすること。
でも、それ以上の行動には踏み込めない。

こうして被害者は、結局「解決できない現実」に直面して、さらに辛くなることもあるのです。

解決に向けて、被害者が本当に求めるものを一緒に考えられる存在――。
そのような存在が求められているはずです。
問題を根本から解決するために、どんなアプローチができるのか。
今の日本の教育の仕組みの中で、何が変えられるのか。


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