英検1級を独学で取得。語彙力アップのために使った書籍を紹介します。
学生時代、自慢話をする先生が一番嫌いでした。
「しょうもない。全然かっこよくない。誰も憧れねーよ!」って内心思っていました。なので自分が教師になった時は極力自慢話はしないでおこうと思っていました。けどもう教師じゃないので自慢話をします。
私は英検1級を独学で取得しました!!
英検1級は難しいです。レベルは「大学上級程度」と言われていますが、大学生で1級は稀だと思います。最低必要語彙数は10000~15000程度。TOEICで換算すると955点〜990点満点相当と言われています。合格率は10%程度です。英検準1級以上の実力を持った人たちが受験しても10人に9人は不合格になります。なんて恐ろしい試験だ!
英検1級は受験者数も少ないですが、合格者数なんてグラフではほぼ見えないくらいです。↓
なんでこんな難しい試験に挑戦したのか。
それは、先ほどの話と矛盾しますが、自慢したかったからです。英語の教師になってからよく質問されるんです。「先生は英検何級なんですか?」って。「英検準1級」と答えるのが恥ずかしくて、絶対1級取ってやる!と思い立ったのです。
1級を取得してからは、生徒から「先生は英検何級なんですか?」と聞かれて「1級だよ」と言うと「スゲ〜!!」って言われるし、他の先生からも「1級持ってるのすごいね〜!」とか、教育委員会の人からも「凄い!」とかいっぱい言われました。満足満足。
英検1級単語を覚えるのに使った書籍を紹介するよ!
英検1級の1次試験突破の鍵は、ずばり「語彙力」です。
1次試験の大問1は、25題の語彙選択問題です。各問に選択肢が4つあるのですが、4つとも見たことがない単語が並んでいることも良くあります。しかし、良く見ると接頭辞や接尾辞そして語幹などから想像できる単語もあります。合格にはこの「推測力」が重要です。ではどのように推測力を高めるのか。
私の場合はこちらの書籍で接頭辞や接尾辞そして語幹を学習しました。
Instant Word Powerは接頭辞や語幹を覚えるためのドリルです。書き込みながら読み進めます。例えば、pedは「足」を表す語幹です。centは「百」を表す接尾辞ですよね。ですので、centipedeは「百足・ムカデ」ということが予測できるようになります。centipedeは英語と漢字がリンクしているのもまた面白いですよね。この本のいいところは、「しつこい」ところです。何回繰り返すねん! って思いますが、これが記憶定着のために重要です。
続いてこちら。
Word Power Made Easyは、Instant Word Powerの続編という感じです。これも書き込み式のドリルです。
単語帳は効果あるの?
単語帳が欲しいという方も多いと思いますが、はっきり言って1冊では全然足りません。3冊以上併用することをお勧めします。私が使っていたものをいくつか紹介します。
この中の「パス単」と「出る順で最短合格」はスマホアプリを併用して効率よく覚えることができました。
「パス単」は書き込み練習帳もありますが、これは私は買わなくても良かったかもしれません。書いて覚えるタイプの人には効果があると思います。
語彙は文脈で覚えるべし!
単語帳にも例文はありますが、やはり語彙は文脈の中で覚えるのが一番です。「教養の英会話シリーズ」は語彙力だけでなく、一般教養、リスニング力、読解力、論理的思考を身に付けることができるのでお勧めです。2次試験対策にもなります。
テストが近づいてきたら実践あるのみ!
そして、最後に実践練習です! 英検と言えば旺文社ですが、この問題集が結構役に立ちます。大問1の語彙問題に手取り早く慣れるのはこれが一番だと思います。全部で500問ありますが、それぞれ選択肢が4つありますので、これ1冊で2000単語の学習できちゃいます。
いかがでしょうか。私は、これらの書籍で勉強したおかげで、大問1の語彙問題は25問中24問正解でした。
最後に一言
1級に合格してから気づいたことがあります。
それは、「あんなにも難しいと思っていた英検1級単語は実は日常単語だということ」です。
1級合格後に英語のニュースを聞いていると勉強した単語がバンバン使われていることに気がつきました。
新聞にも、雑誌にも、英検1級単語は当たり前のように使われています。さすが「実用」英語技能検定です。1級を取得してからが英語ライフの始まりなんだなと気がつきました。
ぜひ、1級取得を目指されている方は頑張ってください!
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Good luck.
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