英検1級二次試験対策教材&一発合格学習法をご紹介
あなたの二次試験対策間違っていませんか?
夢の英検1級一次試験合格の後に待ち構える二次試験というラスボス。
英検1級の二次試験は何度も落ちるという方と一発ですんなり合格する人がいます。自慢話のようになって申し訳ありませんが、私は一次試験は何度か失敗しましたが、二次試験は一発で合格しました。一次試験を突破する英語力はあるにも関わらず何度も二次試験に落ちるという人は、二次試験の勉強法が間違えているのではないかと考えられます。私自身、二次試験に向けた準備期間は一次試験の合格発表後1ヶ月しかありませんでしたが、これから紹介する学習方法で合格を掴み取りました。ぜひ参考にしていただければ幸いです。さあ、Let's チャレンジ!
Seeing is believing. 百聞は一見にしかず。
私が一次試験合格発表の後、最初に取りかかったのは、二次試験対策DVDの購入です。旺文社から出ている『14日でできる!英検1級二次試験・面接完全予想問題』にはDVDがついており、DVDを観ながら模擬面接体験をすることができます。試験の流れ、雰囲気を把握するにはぴったりな教材です。もちろん面接の予想問題や模範解答も付いていますので、二次試験の概要を理解するには最適な教材です。
二次試験の概要
DVD教材でも説明されていますが、英検1級の二次試験は、次の3つのパートに分かれています。
①面接委員と簡単な日常会話を行う自由会話
②与えられた5つのトピックの中から1つ選び、2分間のスピーチを行う、
③スピーチの内容やトピックに関連した質問に答えるQ&A
この中でも②のスピーチが多くの受験者にとって鬼門になっているのではないでしょうか。
どのようなトピックが出題されるのか。
2分スピーチには、社会性の高い幅広い分野の話題が出題されます。過去にはこのようなトピックが出題されました。
科学の発展は常に有益か、芸術への財政的支援増加の是非、世界経済における日本の役割、選挙権の行使を義務化するべきか、遺伝子組み換え食品の安全性、公共の場における治安改善の必要性。(英検HPより)
これらのトピックに対応するには、様々な社会的な話題について背景知識、専門用語、自分の意見と理由を持っておく必要があります。そんな膨大な知識をどうやって1ヶ月で身につけられるのかと感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、この記事の最後の方には秘策も紹介します。
二次面接のスピーチは結局一次試験の英作文と同じ。
先ほどのDVD教材を観たり、下に紹介する『これで完璧英検1級二次対策(改訂版)』を読んだり、過去問のトピック一覧を読んだりして感じたことがあります。
それは二次試験のスピーチのテーマはほとんど一次試験の英作文のトピックと同じだということです。過去問のトピック一覧には、一次試験を突破した方ならすでに馴染みのあるトピックがずらりと並んでいます。つまり、一次試験英作文を口頭で伝えるだけです。一次試験を突破した方なら既習の語彙・背景知識で二次試験のスピーチも対応することができてしまうはずです。
では何が難しいのか。
それはずばり、時間との戦いです。手渡されるトピックカードに書かれている5つのトピックのうち1つを選び、1分以内にそのトピックに対する自分の意見を決め、理由を3つ考え、一つ一つの理由をサポートする根拠を頭の中で考えなければなりません。その間メモを取ることはできません。
1分の準備時間が終われば、すぐにスピーチを行います。2分間の時間が与えられますが、準備時間によっぽどきちんと思考を整理して話さなければ2分間話すことは難しいです。その場で思いついたことをしゃべってしまうと論理性がない、話がまとまっていない、と判断されてしまう恐れもあります。
ではどうすればいいのか。
ここがポイントです。
私が行った二次試験対策はずばり、「スピーチを覚えてしまいましょう」です。
先ほど述べたように、二次試験のトピックは一次試験の英作文のトピックとほぼ同じです。なので、一次試験の英作文対策に使った教本の模範解答をそのまま覚えて言えるようにしてしまえばいいのです。
旺文社の『英検分野別ターゲット英検1級英作文問題』には別冊がついており、そこには模範英作文例がたくさん載っていますので、そのまま覚えるだけで構いません。
『英検1級英作文予想問題Ⅱー二次試験にも役立つー』はまさに英作文とスピーチはつながっているということを物語っているタイトルになっていますね。
どうやって覚えるのか。
そんな、覚えるのは苦手・・・という方もいらっしゃると思います。私が行った方法は「レコーティング+リスニング+シャドウイング」です。
お手持ちのスマホ・iPhone・タブレット等にボイスレコーディング機能が付いていると思います。英作文の模範解答を読み上げながらレコーディングします。大抵、ノーマルスピードで読み上げて2分に収まると思います。2分に収まらなければ不要な文を抜くなり、スピードをあげて読むなりして、2分以内に収まるようにレコーディングし直しましょう。2分という時間感覚を身につけることも二次試験対策には重要です。
録音が完了したら音声ファイルの名前をスピーチのトピックに書き換えておくと、後から振り返りがしやすいです。
名前を付けたら、次は繰り返し聞いてみることです。何度も聞いていると自然と覚えます。と言うのも、自分の声は記憶に残りやすいからです。電車の中や隙間時間に自分の録音を聞くようにしましょう。
もちろん、シャドウイング練習も行ってください。最終的に何も見たり聞いたりしなくてもスピーチが言えるレベルまで練習しましょう。ただし、一言一句完璧に覚えられなくても結構です。一言一句間違えずに覚えるというよりは、一通りの意見が順序通り論理的に言える程度で大丈夫です。頭の中で言いやすい言葉・文章に変換しても構いません。
これをなるべく多くのトピックで行います。『これで完璧英検1級二次対策(改訂版)』『英検分野別ターゲット英検1級英作文問題』に掲載されている模範回答例は全て録音して覚えてください。
1人で孤独になりそうになることもあると思いますが、時には誰かにスピーチを聞いてもらうことも大切です。
そんなにたくさんのスピーチを覚えられない。
先ほど説明した「レコーディング+シャドウイング学習法」でいろんなトピックのスピーチを覚えて欲しいところですが、そんなに覚えられないと言う方もいると思います。ですが、ぜひレコーディングだけでもなるべく多くのトピックで実施してみてください。一つのトピックを録音するのは5分もあれば完了します。一度読んだことがある、話したことがある文章は意外と頭に残っている場合があります。いざというときに一度読んだことがあるという経験が役に立ちます。
それでも苦手と言う方は、次の方法で乗り切ってください。
最終奥義
それは、「山を張る」です。
二次試験の過去問から、最近の傾向と次に出題されそうなトピックを分析しましょう。そしてそのジャンルに山を張って、覚える範囲を少なくしましょう。
二次試験のトピックカードには5つのトピックがあり、そこから1つ選ぶことができるという受験者圧倒的有利な条件を上手く活かしましょう。
環境問題、動物実験、オリンピック問題、医療問題など、次に出題されそうなジャンルに絞ってスピーチを覚えてみましょう。
もちろんリスクはある。
手渡されたトピックカードに覚えてきたスピーチのジャンルがない・・・ということももちろんあり得ます。
ですので、日頃からきちんと意見を論理的に述べるトレーニングをしておく必要があります。『英語で意見を論理的に述べる技術とトレーニング』は、論理とは何か、何が論理的なのかがよくわかります。ディベートで役に立ちますが、英検1級のスピーチでも役立ちます。
最後に
「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」という言葉があります。英検1級二次試験の特徴と、自分自身に何が必要か考えて実行することで、必ず合格を得ることができます。
ここで紹介した方法は、一見、試験対策のためだけの学習にしか思えませんが、実は英語力を飛躍的に向上させるトレーニングになっています。1級を取得したあとは、自分の英語力に自信を持つことができ、堂々と英語で対話できるようになります。
みなさんの合格を願っています。
Goodbye!
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