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第2回:学校編 【スペイン・バルセロナのEducación🇪🇸】

こんちは〜!バルセロナのみまちです。

現在イースター休暇なんですが、観光地バルセロナでは各地から観光客が集まってきて、そこら中人だらけなのでショッピングは控え中です。

さて、今回のテーマである「学校」についてですが、僕は普段学校の様子を見ることができないので、スペインの友人から聞いた話をもとにお話できたらと思います!

※写真は近所の特別支援学校の外の写真です。

まずは、スペインの教育制度についてちょっとお話しましょう!前回も少し触れたかもしれませんが、基本的な教育に関する法律は中央政府のもとで決まっていますが、カリキュラムは各自治州によって異なります

学校の種類としては、「公立」「私立」「半官半民」です。多くの人は、公立学校に進学するそうです。学校体系は、いわゆる「6-4-2制」です。具体的にいうと、

0-3歳:幼児教育
3-6歳:幼児教育(無償)
6-12歳:初等教育(義務)
12-16歳:前期中等教育(義務)
16-18歳:後期中等教育、職業訓練校
18歳:高等教育

制度面はさておき、スペイン人の友人2人が感じた学校教育についてnoteしようと思います。今回は、初等教育についてですが、なんと2人とも半官半民タイプの小学校でした!なので、一般的な話はしにくいですね!

クラスの規模は、1クラスあたり20〜30人、クラス数は学年によって違うそうですが、彼らの学年は1クラスだったそうです!

学校の特徴として、1人の学校は幼稚園から前期中等教育まで一貫したタイプ。このタイプは、珍しくないそうです。もうひとりの方は、キリスト系学校で、宗教に関わったイベントごとが多かったそうです!彼曰く、週に1回朝に行われるミサの時間が面倒だったそうです...。ちなみに前者の学校は、いじめ問題があったようで、いじめに対する教員の認識は低く、加担するようなケースもあったようです。

私の関心である「外国につながりのある子ども」について、1人の学校はベネズエラ人の子が1ヶ月程度一緒だっただけなようで、それ以外はほとんどがカタルーニャ人。もう1人の方は、中国・モロッコ・中南米など、外国につながりのある子どもが多かったそうです。

このように、学校によってオリジナリティが高いのはスペインらしいところと言えるかと思います(もちろん、他の国もそうですが...!)。

また、これは僕が感じたことですが、学校は完全に鉄のフェンスで囲われており、外壁もかなり高いです。これは安全面だと思いますが、人によっては学校が監獄と感じる人もいるようです。でも、学校自体はデカイ気がします。体育館もあるかと思いますが、コンクリの床でバスケやサッカーをしている学校はよく見ます!(こけたら痛そう)

最後に、スペインの「学校問題」といえば、高等教育です。スペインの高等教育の退学率が高いことは国内で問題視されており、スペインの高い失業率や就職率の悪さと関連しています。学生たちに聞けば、退学すること自体にはあまり問題意識はなく、そもそも新卒という概念もないために、他のキャリアを選択すればいいという考え方もあるようです。一方で、高い専門性を学びたいと思う学生は他国で学ぶこともしばしばだそうです...。キャリア教育や高等教育の役割が議論されると考えられます!

以上!スペインの「学校」についてでした!

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