イギリス育ちの娘の本棚📚~英語の本に沼った娘のストーリー~
こんにちは!EdubalアンバサダーのKikoです。
夏休みももうおしまい。この夏読書はしましたか?
はい、私は後書きだけ読んで読書感想文を書き上げるタイプ……(苦笑)。
読書は大の苦手な私、夫も本を沢山読むタイプではないのですが、、、なんと我が家の娘ちゃんは貪るように本を読む子に✨(英語限定ではありますが)
さてさて今回はそんな娘の本棚を除きながら、母には1ミリも語れないジャンルですが娘ちゃんを介して、英語で読書、本の魅力をお伝えできたらと思います📖
英語の本との出会い
渡英した時、娘ちゃん6歳の小学1年生。イギリスではYear1の6月で最終学期、そしてすぐに9月からはYear2に進級という時期でした。
イギリスの現地校では宿題の一つに読書が。現地でも“文字の英語”と“耳から入る音の英語”は別物。ネイティブでも文字を発音できるように4才頃からフォニックスを習って文字に親しみます。その延長上に、今度は英語のレベル別にカラーバンドで色分けされた薄い本Oxford Reading Treeを小学校で読み進めていきます。子どものレベルに合わせて渡された本を家庭で音読練習し、学校で先生の前でチェックを受けて次のレベルに進む、という具合です。
でも英語初心者の娘が持って帰る本といえば、毎回Phonicbooksでした。
それでも毎日のスモールステップが娘のモチベーションを維持し、一人でも読み進められる喜びに繋がっていったのだと思います。(このレベルだとまだ母も出る幕あり⁉でも下手な発音を植え付けたら困るので基本お口はチャックで🤐)
文字を音と結び付けることで、知らない単語でも発音し、更には書くことができるようになるこの仕組み、こうやってネイティブも英語の世界を広げていくのだな、と感じました。
Year3になると今度は学校からChapter book(挿絵はあっても絵本とは違い文字の多いチャプターに分かれた児童書)を読むようにすすめられます。
ある日、ついに先生から娘にも学校の本棚からChapter bookを選んでいいよ!との声がけが。その日の事を今でも鮮明に覚えているそうです。そこから娘ちゃんの読書愛への道はスタートしました❤
本から得る英語力の向上
海外で子育て。はい、やるべき事は山積みです。英語を学んでほしい一方で、日本の同学年レベルに日本語を身に着けさせたい焦り。イギリスは算数も低学年は日本より進んでいたため一層焦る母、あるあるです。
本来は現地校に嫌がらずに通ってお友達を作るだけで拍手、のはずなのに、すっかり周りが見えなくなる母は、あれもこれもと課題を与え、一方の子どもは押しつぶされそうになっていく……(猛省)。でもそんな時、娘の心の拠り所となったのは言うまでもなく『本📚』でした!
本を読んでいる時間は、それこそ学校の宿題なので、母から何一つ口出しされず、誰にも邪魔されずにどっぷり世界に浸っていられる時間になりました。本来ならば、親が本の内容をフォローしながら、物語の展開などについて質問する、そこまでが宿題だったのですが、そんな時間もとれないし、そもそも英語力不足で教えられない母(苦笑)。全てを娘の采配に委ねたことが、我が家の場合は功を奏したようでした。
本を通じて得られたもの。語彙力、想像力、知識、文法、読解力、読むスピード。フォニックス読みでガンガン読み進められるので、何度も出てくる言葉は次第に意味を類推。読み進めるうちに内容がついていき、いつしか知らない言葉が知っている言葉に。文の内容に加えて、文の言い回しに慣れることで自然に文法力も身につく。
とかくイギリスではreadingがどの学校でも重視されていたように思います。よく学年の初めにオススメの本が紹介されましたし、受験などのインタビューでは本についての話題は必須。本屋さんは児童書のコーナーでも、古くからの作品はclassicsとジャンルが分かれて陳列されていました。日本の中学受験にあたるセカンダリー受験の英語ではclassicsの物語が読解問題にでることも。読んだことのある知っている文章が試験で出る、これは日本の中受にも読書好きに時々起こるラッキーな偶然ですね。
本を通じた友情の深め合い
Year3のChapter bookデビューから、あれよあれよと本の虫になり、Year4ではイギリスの児童書の代表作『ハリー・ポッター』にもれなくどハマリ。イギリスではハリポタの熱狂的なファンに対してPotterheadという言葉もあるくらいです!
一度転校を経験した娘ちゃんですが、本という共通項ですぐに新しい仲間を作り、プレーデートでは一緒にストーリーライティングしたり。今でもオススメ本のやり取りしています。
娘ちゃんオススメ本
ファンタジーを愛した娘ちゃん、それもシリーズ物が大好き。更に映画好きなパパの影響もあって原作と映画の違いを楽しんだり。
J.K.ローリングのハリポタはもちろん、壮大な映画『指輪物語』も原作はJ.R.R.トールキンのThe Lord of the Rings。でもそれは続編であり、そもそもは1937年に出版された児童書The Hobbit。
パパからすすめられたパーシー・ジャクソンシリーズにもどハマりし、映画も制覇。これがきっかけでギリシャ神話通にもなりました。
ちなみにイギリスの学校、娘も息子も通っていた学校ではEnglishの時間は教科書というものはなく、普通に書店にある本を元に授業が進められます。
上記の黄色の表紙のHolesは、どちらの学校でもYear5や6で取り扱っていた本。本にあまり興味ない息子もこの時のEnglishの授業を楽しんで、授業の締めくくりは皆と教室で映画鑑賞をしたそうです!
水色の表紙のWonderも有名なお話でジュリア・ロバーツ主演で映画化されています。右上の本も『ライラの冒険〜黄金の羅針盤』で映画化されていますし、左のシリーズ本もドラマ化されています。
知らず知らず目にしたり耳にしている多くの作品が、実は一冊の本から派生しているのだ、と気付かされます。
気に入った本を繰り返し読んだり、あちこちと読み進めたり、先が気になって飛ばし読みしたり。ファンタジーから沼った娘ちゃんですが、その後はミステリーにハマったり。私には知らない本の世界、娘ちゃんは今も色んな世界に浸っています。そして部屋には常に2〜3冊の本が机に床にと散らばっている状態。。。さて最後に、そんな現在の娘ちゃんにオススメ本をランダムに書いてもらいました。
どうですか?読んでみたいな、読んだよ、それ私も好き、などなど本好きならではのリアクションが聞こえてきそうです。いつか娘ちゃんに代打で依頼して、もっと踏み込んで本について熱く語ってもらいましょう。
今回の最後は中受の作文や面接で聞かれそうなテーマで締めくくりたいと思います。
Q、海外在住中、あなたに一番影響を与えた物(事、人)は何ですか?
イギリス在住中、間違いなく娘に一番影響を与えたもの、それはもちろん
A、『本📕』でした!
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