【温泉に来た】湯田温泉ふたたび
※このnoteは温泉案内の要素ゼロの旅行記であることを、あらかじめご案内申し上げます。
■かしわうどん
4月30日(火)らしいが曜日も忘れたゴールデンウィーク、門司港を離れて湯田温泉に向かう。
けれどその前に私には一つ使命があった。
小倉駅で駅うどんを食べるのだ!
昨日、門司港駅に行く時に見かけて気になっていたのだ。
あれを食べずにこの旅は終われない。
食べた!!
麺はコシなし。
小学校の給食を思い起こさせるソフト麺。
やわやわに煮込まれている。
うどんはやわやわに限る。
コシが要るのは蕎麦だけさ。
上にのった豚肉が脂身もなく美味しい!
と思いながら食べる。
いや、あんたそれ鶏肉ですから!
月見にすると黄身を箸でプチンと突くのがフィナーレである。
卵が溶け込んだつゆを一滴余さず飲む。
減塩生活の敵である。
でも月見にせずにはいられない。
使命を果たして安心したした私は、このあと粗忽をやらかす。
■湯田温泉への道
小倉駅から新幹線で新山口へ出て、在来線で湯田温泉へ……という旅程だったのに。
■湯田温泉ふたたび
ああ、長閑でいい町だなあ。
観光ズレしていないが、寂れてもいない。
何となし上品さを感じる町。
……などと宿に向かって歩くうちに気がついた。
私この道、前にも歩いたことがある!
あれ!?
ここって前に来たことある!!
歩けば歩くほど記憶が蘇る。
山口県に来て錦帯橋や瑠璃光寺を見て湯田温泉に泊まったはずだ。
あれはまだ猫めがいない頃で……
するともう18年近く前!?
あの白狐の像はなかったはず。
あれば忘れるわけがない。
そんな昔に来ていたのか……。
そうだ!
確か中原中也記念館が定休日で見ないで帰ったんだ。
(今回も見ないで帰りそうな旅程である)
初湯田温泉じゃなかったのか……。
さっきまでの楽しい気分が台なしである。
自分の粗忽さにがっかりする。
だが観光案内所で外湯マップをもらうのは忘れない。
宿に荷を預けて外湯に繰り出す。
■外湯巡り
いやその前に、温泉に入るには水分補給が必須である。
そして宿の反対外れ(?)にある、おんせんの森へ。
お湯は良かったが……室内にワカメの匂いが漂っていたのは何故だ?
なので露天風呂にばかり浸かった。
打たせ湯も浴びた。
翌朝、身体が痛かったのはこのせいか……。
そしてまた水分補給。
気分は既に夕方である。
実際はまだ13時過ぎ。
チェックインも出来ない時間帯である。
頑張って次の湯へ。
ここのホテルのロビーでいただいた〝ざら茶〟という物が美味しかったのでお土産に少し買う。
お風呂はと言うと……ワカメの匂いはしなかった。
あまり施設の様子を覚えていないのは何なんだ?
源泉ぬる湯を上がり湯にしたのはここだったか、先のおんせんの森だったか?
記憶が定かではないが、あれは良かった。
(何の案内にもなってない。すんまそん)
ともあれ単純アルカリ泉質はまろやかで良かった。
梅乃屋を出てもう一軒は行きたかった。
外湯を巡りは今日しか出来ないのだ。
けれど、もう力尽きていた。
「帰るがいいぜよ!」
宿の温泉に入る元気もなく、買って来たお土産を貪り喰らって、寝落ちするのだった。
この宿は夜遅くまでやたら騒々しい。
外で酔っ払いの声が響く。
窓から覗いたところ、向かいのビルに呑み屋が詰まっている。
酔っ払いが多いはずである。
夜中や明け方に中途半端に起こされては、noteを綴るのであった。
明けて5月1日(水) 朝6時
宿の朝湯開始である。
いざ突撃!!
カラン五つ。
町の銭湯よりやや小ぶりなキュッとしまった(?)温泉であった。
でも清潔で心地よい。
ここにも打たせ湯があったが、また身体が痛むといけないので敬遠する。
さて、7時からは朝食である。
後は家に帰るばかり。
長州の空は雨模様。
下総国の天気はどうだろう?
帰りなんいざ!
どっとはらい。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?