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お笑いライブを初体験!

「山里亮太の3333」
というライブに行って来た。

興味本位で応募したチケットぴあの抽選に当たってしまったのだ。

本当はSWA(創作落語アソシエーション)の抽選に当たりたかったのに!

という言草もどうなんだ? 

ファンの方に失礼だろう!

SWA!
2023年には当選したのに……

ともあれ9/7(土)午後、下北沢の本多劇場へ向かう。

お笑いライブは初めてである。

山里亮太の登場は、舞台袖からではなかった。

客席後方!?
BBAは身体が硬いから即座に振り向けない。
登場を目の当たりに出来なんだ。

そしてBBAはお笑い界に疎い。
舞台で繰り広げられるネタがわからない。
無知を想像で補填して「へー!」「ほー!」と眺めるばかり。

一人で舞台を駆け回り演じる!
脚本も一人で書き上げた!
すごいなあ!!
という感想に……ふと思い出す。


数年前に玉川奈々福独演会を見に行った帰り、浪曲は初めてらしいマダム達が話していた。

「あれを全部覚えるのはすごいわねえ」

いや、覚えるって……それ浪曲でも落語でも最低ラインですから!!


私の山ちゃんライブに対する感想も、そのレベルなんだろうなあ。

そう言えばライブの中で落語を模したネタがあった。
寿限無的な……。

思い出した!

実は山里亮太は三遊亭兼好師匠の弟子であった(テレビの企画?だったけど)。
三遊亭兼便という名前をもらっているはずだ。

2021年の写真
右側が三遊亭兼好師匠

うむうむ。
だからちゃんと上下を切っていたのか。

やっと私にもわかる部分があったぞ!

三遊亭兼便……山里亮太と春風亭一之輔は年齢が近いのでは?
ふと思いついて調べてみた。

ビンゴ!
山ちゃんのがイッコ上。
……同世代かぁ。

私見だけどさ。
お笑い芸人は寄る辺もなく一人で(山ちゃんはしずちゃんという相方がいたけど)芸能界で戦う。

落語家は師匠に弟子入りして寄席というホームグラウンドで戦う。

どちらも厳しい戦いだろう。
でも安定感は雲泥の差だろうなあ。

枠があるのとないのとでは、足掻き方が違うと思う。

『落語の人、春風亭一之輔』中村計/著
取り寄せましたよ

よくお笑い芸人が俳優になったり司会オンリーになったりするのもわかる気がする。

落語家のような伝統の枠がないのだから。

(まあ、落語家が紙切り芸人になったり、寄席の枠内で違う方向に行く例もあるけど)

お笑い芸人の山崎邦正も落語家に入門して月亭邦正になったしなあ。
安定感を求めたら、そうなるだろうなぁ……。


と、考えれば考えるほど山ちゃんは凄いんだなあ……天才なんだなあ……と感嘆するのだった。

そのわりにアンコール一回だけで会場を立ち去る私だった。
(どうも五回ぐらいあったらしいアンコール)
ごめん。

帰りに千代田線からJR総武線に乗換える御茶ノ水駅で、遅いランチをとったのだった。

いろり庵きらく
とり天月見そば






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