見出し画像

『蟻のなみだ』著者、坂口康子さんの活動

8月15日、終戦記念日。この時期になると戦争体験者のお話を聞く機会が増えてきます。先日は佐賀新聞、昨日はサガテレビ・NHK佐賀のニュースで坂口康子さんへの取材の模様が放送されていました。終戦79年の特集を設け、メディア各社が当時の記憶がある方々の証言を伝えています。

昨年編集工房edicoより出版した坂口康子さんの本についてお問合せもいただいています。メールへの返信などするとともに、このタイミングでWebサイトを少し更新。

地元の放送局だったので、久々にさがファンブログも更新。

Instagram, Facebook, X も更新しました。

『今伝えたい、平和への願い 蟻のなみだ』について、出版側として、一つひとつその経緯を伝えられていませんでした。しかし坂口康子さんの広報活動が活発で、本の刊行にとどまらず、講演活動、語り部活動、そして歌唱の披露を加えての講演、とさまざまな挑戦をする坂口康子さんと、その道を伴走する最所和泉さんには、尊敬の念が絶えません。

当初、サブタイトルにもあるように、康子さんは「平和への願いを今こそ伝えたい」一心だったと思います。

しかし、徐々に
・「戦争とはこういうものである」という事実、体験を伝えたい
・何気ない日常を送れることがどれほど幸せか、戦争により尊い命を失った人々への鎮魂(レクイエム)の思いを伝えたい

そのように焦点が絞られてきたようです。平和を願うというだけではなく、あの頃起こったことは全て現実だった、そのことを言いたい、今言わなければ、と活動を続けられています。

満州からの引き揚げを「特別な体験ではない」ともおっしゃいました。言葉にできないほどの体験を、あえて語らない方もたくさんいらっしゃると。康子さんは「伝える」という選択肢を取られました。
わたしも康子さんたちの姿を見ながら、少しでも自分ができることがないか、という気持ちになっています。

これまでに同行した坂口康子さんの活動

・JA三日月 女性部 講演会(2024.3)

・佐賀県防衛協会 女性部 小城支部 女性の集い(2024.4)
・佐賀清和中学校 平和集会(2024.7)

著書のご購入やお問合せもいただき、ありがとうございます。
2024年8月現在、『蟻のなみだ』の在庫はゆめタウン佐賀内「紀伊國屋書店佐賀店」・佐賀駅えきマチ1丁目佐賀の「佐賀之書店」にございます。
当ネットショップでもご購入いただけます(ただいま送料無料です)。
https://edico.base.shop/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?