グレッグ・イーガン『ビット・プレイヤー』を読んでいます
待ちに待った久々の短編集。早速買って読んでますが、あっという間に6編中4編を読み終わってしまいました。
今のところ、アイデンティティ模索のテーマがさまざまな世界設定&語り口と絡み、これぞSFの醍醐味!という楽しさであふれています。
各編の世界設定、アイデンティティを問いなおすIFはこんな感じです。
『七色覚』
「人口網膜に視覚改変アプリを入れて世界の見え方が変わったら?」
『不気味の谷』
「故人の記憶をインポートされたアンドロイドが、インポートされなかった記憶の断片をつなぎあわせようとしたら?」
『ビット・プレイヤー』
「中途半端に現実世界の常識をロードされたデータとしてゲーム世界の端役(ビット・プレイヤー)になったら?」
『失われた大陸』
「平和な世界を求めて時間旅行をしたのに難民になったら?」
あと2編ではどんな世界と出会えるのでしょう。ああ楽しみ!