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日々のどうしようもないあれこれを文章にしてます

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最近の記事

【全文無料】『ナミビアの砂漠』にみる現代のコミュニケーション不全

『ナミビアの砂漠』は大傑作だった。 2020年代を代表する映画になると言っても過言ではないので、感じたことを記録しておこうと思う。 「女性と社会論」的な話はいろんな人がしてるので、ここでは「コミュニケーション」について述べていきたい。 まず開始10分でリアリティ・リアル感がハンパじゃない。 口が半開きで日焼け止めを塗りながら大股で歩くカナ(河合優実)。 いる!!!新宿に行けば100人は見る!!! なかなか映画序盤で、このレベルの解像度の高さを味わうことは珍しいので感動して

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    • 批評の本2冊読んだ

      前回の続き そういうことで批評についての本を2冊読んだ。 批評の教室ーチョウのように読み、ハチのように書くこの本は完全に入門書で右も左もわからない君へという内容。 つまり私にはぴったりだった。 まず批評についてざっくり分けると3ステップ ①精読 ②分析 ③書く これだけである。 しかし問われるのはその内容というか密度というか精度というか。 それぞれのステップで印象的だった文章を以下抜粋していこう。 ①精読 とにかく精読の段階では隅々まで監視する必要がある。 文中で

      • 批評とはなんぞや

        最近批評欲が高まっている。 批評欲とはエンタメ等の作品を批判的な観点から論評してみたいという欲求である。 そんな言葉は存在しないかもしれないが、今思いついたのでそう命名した。小惑星の発見者に命名権があるように、思いついた造語は積極的に使っていきたい。 自称国語学者と名乗る日もそう遠くはないだろう。 個人的に◯◯欲は、昨今流行りの〇〇脳と同じくらいのポテンシャルを秘めていると気がする。 話を戻すと「批評」という言葉を聞くと思い出す出来事ある。 遡ること大学入学式直後のオリエン

        • 「地面師たち」の雑な感想

          ※ネタバレふつうにあります 久しぶりにNetflixに再登録した。 映像系のサブスクは見たいものがあるとき1ヶ月だけ加入し、その期間は元を取ろうと躍起になり、あらゆる映画ドラマアニメを見まくって退会する、というケチくさ貧乏性この上ない使い方をしているので、およそ1年ぶりくらいにNetflixに舞い戻ってきた。 さてこの「地面師たち」広告がバンバン打たれ、ツイッターのタイムラインではフォロワー間でやたら話題になっていたり、ラジオを聴けば当然のように出てくるし、最終的にテレビ

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          文章を書くことを習慣化するためだけの記事①

          おそらく、中学生が夏休み最終日にヤケクソで書く改行だらけの作文より中身がない文章を、これから羅列していくことになるだろうとあらかじめ言っておきたい。 なぜなら文章を書くことを習慣化するためだけの記事だからだ。 何度も言っているが文章を書くことはだるい。 しかし文字を紡いでいく作業それ自体は結構好きだったりする。 この矛盾を解消する術は習慣化するしかない。 歯磨きとか風呂に入るとかも面倒くさいけど毎日やっているとやがてそれが習慣になり、始めは億劫だったはずがやっていない方

          文章を書くことを習慣化するためだけの記事①

          日記 6/30

          ・映画ルックバック見た 漫画を読んでいたので、話の流れ自体は知っていたけどアニメーションにな ってヤバさ倍増していた 【以下ネタバレあり】 序盤のちょっと褒められて天狗になったり、すぐに挫折したりそれでも努力したりでも諦めたり、一回辞めてもう一回始めたりみたいなあるあるにぐっとくる ifの世界や自分のせいで人が死んだみたいな描写はあるあるだけど、それにプラス表現者としてどう向き合っていくかが明示される 生きてる人は書くしかないし進むしかない、表現者というのはそういう

          日記 6/30

          無職を卒業します

          冬の厳しい寒さでなかなか布団から出られなかった日々もようやく終わりを告げ、ようやく暖かくなってきましたね。 みなさん元気にお過ごしでしょうか。私は絶好調です。 パワプロだと赤い笑顔のマークくらいご機嫌です。 さて、突然にはなりますが私は無職を卒業します。 いきなりで驚かせてしまってごめんなさい。 でも私なりに悩んで悩んで決めたことです。 無職を辞めることは無職になると決めたときと同じくらい、いやそれ以上に難しいことでした。 無職になった2023年の5月、これから働かなく

          無職を卒業します

          乳液を塗り始めて気づいたこと

          風呂上がりに乳液を塗るようになった。 今まで化粧水を使っていたもののそれだけではいよいよアラサー肌の顔面水分量は限界らしく、朝起きたらカサカサの粉まみれになっていた。 正直、私は化粧品の類を舐めていた。 化粧水も大学生になるまでその存在すら知らなかったので、冬は角質パサパサゆらしながら登校していた。 フケに清潔感がないというのは常識になっているが、顔がカサカサなのも清潔感がないと思われているような時代に突入したのかもしれない。 世は大保湿時代の到来である。 大学生当時、

          乳液を塗り始めて気づいたこと

          ポジティブとネガティブとアクティブとパッシブ

          私は基本的にネガティブな人間だ。 今風に言えば陰キャ、昔風に言えば非リアとかになるのだろうか。 「リア充、パリピ、陽キャ」 明るく活発的な人を指す言葉はいつの時代も少しの嘲笑を含んだ言葉へと変わっていく。 しかしインドアで非交流的な人を指す言葉はもっと残酷だ。 「ヲタ、非リア、陰キャ、チー牛、弱者男性」 このように区別(差別)されると私はヲタで非リアで陰キャでチー牛で弱者男性だ。堂々と人に言えるほどの趣味はなく、家ですることと言えば基本パソコンでツイッター(新:X)とユーチ

          ポジティブとネガティブとアクティブとパッシブ

          そういえばライターになりたかった

          ふと思い出した。そういえばライターになりたかった。 高校3年生のそろそろ将来の方向性を決めないといけない時期に差し掛かったころ、それでも全く決められず、最終的にとりあえず受かった京都の大学の経済学部に進学することが決まった。 入学金の振込みが終わり、あとは高校を卒業して引っ越しの準備をしなければならないという段階になって初めて気づいた。 別に経済学部行きたくねぇな。 大学への進学は自分にとって高校からの脱出と実家からの逃避でしかなく、ほとんど理由もなく受けた大学に進学

          そういえばライターになりたかった

          ゲームやりこみ系ユーチューバーがおもしろい

          私はとても飽きっぽい それは読書やゲーム、音楽のような趣味的なものから、勉強や仕事みたいな実用的なもの含めて同じことをずっと続けてやることが極めて苦手である それ故、一つのことをやり込む「職人」に憧れる 最近は転職・副業が当たり前だったりして、同じ場所にとどまる、同じことをずっとやっている人に対して風速2メートルくらい風当たりが強くなったように感じる そんな昨今だからこそ紹介したいのが1つのゲームを極めているユーチューバーたちである 御託を並べるより見てもらったほうが早

          ゲームやりこみ系ユーチューバーがおもしろい

          文章を書くのはダルい

          noteとか始めてみよっかな~~~と思いた立ってもう1年くらい経った。 そしてやっぱりめんどくさい。 ということで、「なぜ文章を書くという作業は面倒なのか」という文章を書いてみようじゃないか。私は天才かもしれない。 まず第一に言語化するという作業のだるさがある。 自分の考えていることを文章にするのがダルいのだ。 語彙力にもボキャブラリーにも言葉のレパートリーにも自身がないのでうまく文章が書けるのか…?という問答が繰り返された挙げ句、結局読む人もいなさそうだし、まあ今日はやめ

          文章を書くのはダルい