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教員 ブラックシリーズ?なぜ?

ちゃんと宣言通り、4時半に起きてチャリで8キロ走って、朝マックして、今これを書いていますよ!

えっ、昨日はどうしたって?

そりゃー、あれです。日曜日の早朝に緊急速報たくさん鳴って、寝られなかったから…
あと月曜日荷物も多かったし…笑
ということで…

ここから数回に分けて、このシリーズについて書いていきたいと思います。

中村先生のブラックシリーズの一つ。

実はブラックシリーズは全巻所持しています。

1.なぜ子ども主体が大事?

若い先生に
『どんな本を読めばいいですか?』
と聞かれたら、このブラックシリーズか岩瀬先生のこの本を薦めますね。

岩瀬先生は子供の力を信じて、教員はファシリテーターのような存在として考えていらっしゃると思っています。

僕も初任から『学び合い』を実践していて、岩瀬先生の本でも紹介されている『お掃除プロ制度』や『振り返りジャーナル』も長年やっています。

『学び合い』についてはこちら。

それは僕自身も『子どもたちには力がある』と思っているし、学校生活の中で受け身ではなく主体的に行動する経験、力を身につけてほしいからです。

社会に出ると突然主体性を求められます。
教員しかやっていない僕がいうのも説得力がないかもしれませんが、ここに否定的な人はあまりいないのではないでしょうか?

しかし、学校現場は先生の話をよく聞いて、ノートをよく取り、テストでいい点を取れば優等生でした。

そういう子が突然社会人で主体性を求められる。
『自分で考えなさい』
ってね。

そこに問題意識があるのですよ。

だから今の学習指導要領が何を求めているのかはよくわかっているつもりです。


2.子ども主体とは言うけれど…

ではなぜ、ブラックシリーズを薦めるのか。

ブラックシリーズは子どもたちを信じる、なんて言葉は一切出てきません。

タイトルに『策略』と書かれているのからもわかるとは思いますが、

いかに子どもや保護者から嫌われないか

自分が仕事をしやすくするか

なんてことが腹黒く書かれているのです。

なぜ主体性を大事にしたい教員が、まるで正反対のブラックシリーズを薦めるのか。

それは、

『学校は良いクラスばかりではない』

からです。


3.最後に

幸い、僕が今まで担任させていただいたクラスは、大小さまざまなトラブルはたくさんありましたが、一般的な良いクラスだったと思います。

しかし、ブラックシリーズを読んでみると、日本には本当に大変なクラスがたくさんあるんだ、ということがわかります。

そういうクラスで『主体性』なんて言ってられるか、というと…

前年度学級崩壊していても、『学び合い』を成立させているすごい先生知っていますが、それはごく一部の先生しかできないと思います。

この高橋先生がそうです。

本当に厳しい学校やクラスを持ったことがない私からすると、ブラックシリーズは本当に大切なことをたくさん教えてくれました。

教育困難校と呼ばれる場所でも成り立つ策略が、良いクラスで効果がないわけがないです。

当たり前のことを徹底して繰り返しやる。

シリーズを通してこのことを学びました。

次回から細かく一冊ずつレビューしていればと思っています。

さて、出勤しますか!

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