走るのって意味あるんですか?



標題は最近年下にYouTuberのひろゆきさん並みにされた質問です。


最近ミス続きで落ち込んでいた後輩に自分がランニングで色々気分転換してきたことを話していました。

その場の会話で走ることの良い理由を述べようと思いましたが、時間がなかったので「走ったらわかるよ!」という適当な返答をしていました。


だめな先輩ですね。

意味を簡潔に述べれるようになりたいこの頃。


今回は先程の継ぎ足しとして少し走ることの意味(効果)をこの場を借りて書こうかと思います。



脳科学的にも走ることは良い

「脳の活性化にはランニング」という言葉は脳科学者の茂木さんはじめ色々な方達が提唱しています。


ランニングの楽しさに目覚め、休日はもちろん、出張先で知らない街を走ったり、仕事前や仕事後に走り始めるビジネスパーソンが増えています。


タウンユースにも使えるスタイリッシュなランニングシューズの存在も、人気を牽引する一端であると考えられます。


また、日々決断やクリエイティビティを求められる経営者にランニング愛好家が多いことからも、走ることが脳の活性化に繋がるのではないかと言われています。



「ランニングが脳を活性化する」というエビデンスはたくさんありますし、その有用性も認めざるを得ません。

脳というのは、もともと未来に備えるために発達してきました。過去のデータを元に、将来起こることにどうやって対応するか、事前に準備をするために脳があるのです。


悩むよりとりあえず走ってみよう


走ることで海馬は活性化されますが、更に良い効果をもたらすために、毎回違うルートにしたり、初めての道を走るほうが、脳に新しい地図が加わって、より海馬が活性化されます。


せっかく走るなら、室内トレッドミルよりは屋外のほうがいいし、同じコースや周回コースを走るなら、初めての道を選ぶことをおすすめします。

例えば河川敷のような同じコースしか走れないという人は、出発点は同じでも今日は北から南、明日は南から北など、方向を変えるだけで違います。マンネリを避けてあげることが大切なんです。

これはランニングに限らないのですが、有酸素運動をすると、「BDNF(Brain-derived neurotrophic factor)=脳由来神経栄養因子」という物質も増えます。
この物質が増えると神経細胞の活性が高まったり、血管が新しくできて、脳の血流が良くなり、脳の隅々まで血液が行きわたるようになる。
これもランニングが知能を高めると言われるひとつの理由でしょう。


こうした脳の器質的な変化は、人によっては社交性を高める効果があるということも分かっています。ただ、単純に脳の物理的な変化だけではなく、社会的な効果もあります。

一緒に走ったり、ランニングの話題で盛り上がったり……ランニングがコミュニケーションツールになるという効果も広く含めれば、ランニングは多くの人に有効なのではないでしょうか。
ほかにもうつ病の予防効果やリラックス・安眠につながることも知られていて、セラピーに取り入れている病院などもあります。

大人はさすがに無理ですが、子供ならばIQが上がるということも分かっています。脳とランニングの相関関係はすべてが解明されたわけではありませんが、少なくとも脳を活性化することだけは間違いありません。

もうひとつビジネスパーソンにとっては、基礎体力をつけられるというのも重要です。よく日中眠くなったり、午後になるとぐったりしている人がいますが、こういう人はランニングで基礎体力をつければよいのです。

脳を活性化するためには、同じ時間に走るほうがいいでしょう。脳にとって24時間のリズムはすごく大切なんですね。毎日同じ時間に起きて、同じ時間に食事して、同じ時間に寝る。そして、走るのもいつも同じ時間。

「今日は少し朝早く起きたから」とか「仕事が忙しかったから夜」みたいな走り方は、脳の活性においてはあまり効率的ではないんですね。
もうひとつ同じ時間に走るメリットがあります。それは走りをルーティン化できるということ。

よく「やる気ってどうしたら出るんですかね」なんて、よく分からない質問をしてくる人がいます。

多くの人は、やる気というのは行動を起こす原因だと勘違いしています。

実は、やる気は行動の原因ではなく「結果」です。だからやり始めない限り、やる気はでません。

やる気が出たから走るというのはダメで、まずその日走り始めることが大切なんです。そうすると走りながら「じゃあ、もっと走ろうかな」と思ったりする。これがモチベーションなんです。

これは学校の成績をおいても同じです。モチベーションを待っている人は、できない人。できる人ほどシステムに従います。時間が来たから始めるとか。

「やる気」という単語は、できない人によって創作された言い逃れのための方便です。

やる気は待つだけ無駄。とりあえず走ってみる、これが大切です。

だから同じ時間に走れれば、朝走ろうが、夜走ろうがどうでもいい。

ただ、起きたばかりというのは、まだ脳が少々寝ぼけていて、フル稼働していない状態です。朝、仕事をするとすごく捗った気になりますが、あれは脳のキャパシティが小さいから、充実感を生み出すのも簡単なのです。すぐにいっぱいになって飽和するから。

夕方になって振り返ってみたら「これだけだったの?」って思ったことありませんか? そう考えると、キャパシティが小さい時間を無理にタスクで埋めるよりは、走って脳を活性化させた方がいいかもしれないですね。


まとまりがない文章になりましたが走る効果は、


「走ってみたらわかります」


保身に走るのはほどほどに。



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