馴染みのあるあのスパイスで消費エネルギーが増えるかもという話
こんにちは!
料理にはほぼ100%ショウガがニンニクを入れるえこふです。
さて、今回はエネルギー消費量を増加させる可能性がある食材をご紹介したいと思います。
もったいぶってもしょうがないので、早速結論ですが、その食材とはショウガです。
体を温めたいときに食べるといいなんて話をよく聞くショウガですので、エネルギー消費量を増加させるのもなんとなく頷けます。
もしかしたら、ダイエットのときの食材選びの参考になるかもしれませんので、ぜひ最後までお付き合いいただけるとうれしいです。
ショウガとは
ショウガ科ショウガ属に属する野菜で、独特な香りと辛みがあり世界中で食用、薬用、香辛料として使用されています。
一般的に青果物として流通しているのは「葉ショウガ」と「根ショウガ」に分けられます。
本記事でいうショウガは「根ショウガ」です。
ショウガはエネルギー消費量を増やす可能性がある
今回参考にしたのはこちらです。
研究の概要は、下記のとおりです。
冷え性気味の健常若年女性19名に、食後すぐに下記いずれかが入ったカプセルを飲んでもらった。
澱粉(プラシーボ)
ショウガ10g相当抽出物
ショウガ20g相当抽出物
食事から1時間後、2時間後、3時間後にエネルギー消費量、手と足指先の体表温、脈拍数および血圧を調べたところ、下記のようになりました。
【ショウガ10g相当を摂取した場合】
消費エネルギー量が1時間後では0.046㎉分、2時間後は0.050㎉/分、3時間後は0.038㎉/分増えた。
手と足指先の体表温に変化はなかった。
脈拍数は、2時間後のみ増えた。
血圧に変化はなかった。
【ショウガ20g相当を摂取した場合】
消費エネルギー量が1時間後では0.059㎉/分、2時間後は0.072㎉/分、3時間後は0.049㎉/分増えた。
手と足指先の体表温に変化はなかった。
脈拍数は、1時間後、2時間後、3時間後いずれも増えた。
血圧に変化はなかった。
つまり、ショウガを10g以上摂取することで、食後3時間はエネルギー消費量が増加する可能性があるということです。
意外なことに、体を温めると言われるショウガですが、今回の研究において体表温の増加は確認されませんでした。
エネルギー消費量の増加はそんなに多くない
ショウガを10g以上摂取することで、エネルギー消費量が増加する可能性があることが分かりました。
しかしです!
エネルギー消費量の増加量は、今回の研究だと最大で1時間あたり4.32㎉ほどです。
仮に3時間これが持続したとすると12.96㎉の消費となります。
これを多いと見るか少ないと見るかは人それぞれだと思いますが、正直なところ、これで劇的にダイエットがはかどるかと言われるとそうではない気がします。
あくまで補助的な役割として、味も好きだし取り入れてみようか~くらいの感じがいいのではないでしょうか。
まとめ
ショウガは、摂取することで、エネルギー消費量と脈拍数の増加に繋がる可能性があります。
一方で、エネルギー消費量の増加はそんなに多くないので、ショウガを食べたからと言って、劇的に痩せるのが早くなったり、食べられる量が増えたりするわけではなさそうです。
あくまで、補助的な役割として取り入れてみることをオススメします。
以上、エネルギー消費量を増加させる可能性のあるショウガについてでした。
個人的には、単純に風味が好きなので、引き続き料理に活用していきたいと考えています。