あらためて想う、看護師の役割とは。
意外と私たちの仕事って言語化するのが難しかったりしないでしょうか。
世間の人はきっと、先生の近くにいて診察の補助をする人、にみえているのかな。
それも重要な仕事のひとつ。
でも私たち「看護師」も立派な専門職のひとつ。私たちが専門としている生業があるのです。
看護学校で習ったけれど、働いているときあまりピンときていなかった。
毎日の業務をこなすことで精一杯。
いかに仕事を効率よく終わらせるかが目的で、看護師という「専門家」であることを意識できるようになったのは、15年目くらい。ICUに所属してからたくさんの経験と学びがあり、患者さんや家族に対しての私たちの役割を意識する機会がたくさんあったからだ。
病院は基本的には健康な人は来ない。
みんな何らかの不安がある。
精神的な不安がある状況で来院するため、医療者側の態度には結構敏感だ。それは、期待の裏返しともとれる。
みんな、優しくしてほしいと思う。
親切に接してくれたら嬉しいし、それだけで解決してしまうケースもある。その逆も然り。
多忙を極める看護師に優しく穏やかな態度まで要求されると正直辛い時もあるが、そこは人を看る(ひとをみる)という独自の視点で、目の前にいる人の状況を判断し身体的、精神的、社会的な要求をアセスメントして、私たちが職務の範囲内で出来ることを提供することが役割なのかな、と思う。
と、いう小難しい考えが今までの私の考えでした。
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