ヨガアート®は心と身体の練習法
ヨガアート独自の練習法
ヨガアート原則とは?
ヨガアートの講師はなぜ瞬時に心身の変化が分かるの?
それは、ヨガアートの姿勢におけるメソッド、ヨガアート原則と呼ばれる調節法を用いるからです。
一人一人に最適で機能的な姿勢と動きを導くことができるメソッドです。
心身にバランスの取れた状態をもたらすためのアライメントの原則を、あらゆる生徒に提供することができるこの姿勢システムを学ぶことで、ダイナミックな姿勢や動きにおいても通常より安全で効率的に、快適に表現することができるようになります。
ニュートラルポジションであるターダーサナでは、身体の重要な7部位に分解した姿勢分析を行います。
この分析を通して個性やその日のメンタルバランスに合わせた個人的な目標に向かって動くことに焦点を当て、身体、感情、精神、感受性の全てから潜在的な痛みを軽減する方法を提供する心と身体の練習法です。
ヨガアート原則では、脊柱が理想的な曲線を描くアライメントを重視しており、古典的なヨガが重視している背骨の在り方を継承しています。
ヨガアートのアーサナ(姿勢)は、機能的な動きが必要最小限の力で最適化され、使うべき箇所とリラックスするべき(脱力すべき)箇所を体得することができ、アーサナ表現の中で、無駄な力みや心身の痛みを自ら癒すことができるという大きな特徴があります。
いくつかのアライメントに当て嵌める方法ではなく、一人一人の独自の姿勢、より良いアライメントを目指すことができ、身体の主要なセグメント間の理想的なアライメントにまで繊細に取り組み調和を生み出すことができます。
理想的なアライメントは一人ずつ違うだけでなく、日々その人の心身の変化に基づき設定され、練習するタイミング毎に調和の取れた心身の状態を目指すことができます。
その理想に近づくにつれ、結合組織は身体のすべての面でより均一になります。
これは、身体の各部位が他の各部位と協力し合い、全体の調和した機能を生み出すシステムであることを思い出す過程です。
各部位、もっと言えば、全身の細胞全てが適材適所での働きを可能にすると、協力部分の総和以上の相乗効果を感じることができます。
どこか一つの部分が働きすぎたり、働きが弱すぎたりすること、本来働くべきでない部分が無理をして機能を代償することでアンバランスな状態をキープするのではなく、無理のない自然体な働きを思い出すことで心身全体の機能と健康を引き出しています。
このアンバランスさが引き起こす悪影響は、私たちの心身のどこかしらに痛みとしてシグナルを送っています。
身体のみならず、感情、精神、感受性の弱体化や痛みに着目した指導法がヨガアートです。
身体は特異なシステムであり、対称性をもって幾何学的に構成されているマンダラのようなアートとも言えるでしょう。
付属器官である腕と脚は、手と足を体の中心軸である背骨、ボディにつなぎ、表現の幅を広げています。
ヨガアートでは、背骨のあるボディを中心とし、身体のすべての部位は、他のすべての部位に影響を及ぼしていることを体験することで、自然体な状態での表現の美しさに取り組んでいます。
シンプルなアーサナの練習をするだけでも、足、脚のアライメントは骨盤のアライメントに影響し、手のアライメントは肩のアライメントに影響し、胸郭が収縮すると、肩、さらには骨盤のアライメントに影響を及ぼすことが容易に体験することができ、調和の取れた姿勢に取り組むことが自分自身の潜在力を顕在化させられるという体験を得られるのです。