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障害についてのあれこれ

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知的障害、てんかん、双極性障害、自閉スペクトラム症の長女を育てながら、大学院で学び、障害者福祉課での各種委員をしながら、行政への働きかけをしています。
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#障害者

60歳で、アメリカの臨床心理大学院に入学したこと

#一歩踏みだした先に 2008年、私はアメリカの臨床心理大学院、日本校に入学した。 シング…

ecco
2年前
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魂のスクラップ&ビルド

工事現場を見ている。 古い建物はあっけなく壊れる。 ショベルカーがやってきてきれいに片付け…

ecco
2年前
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「地域」でなくて「隣近所」という

「地域」という言葉を使わず、「隣近所」という言葉を使う。 これは、「青い芝の会」の横田弘…

ecco
2年前
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うたのおじさん

「きょうね、うたのおじさんとかえってきたよ。」 と家に入るなり、長女が言います。 「うたを…

ecco
2年前
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九龍ジョーさんのはなし

荒井裕樹さんの「障害者ってだれのこと?」という、中学生向けの本に書かれていた話。 この本…

ecco
2年前
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ごめんね。

ひとつきに一回、私は神経内科にいく。 クリニックの名誉院長と5分から10分くらい話をする…

ecco
2年前
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ぷりもちゃん

20数年ほど前に、バンダイから発売されたプリモプエル。 どうやら宇宙から来た子らしいけど、かわいい声でお話をしたり、歌を歌ったりする。 ほおっておくと風邪をひいて、 「お熱かなあ、ごほん、ごほん。」なんて言う。 抱っこしてよしよししていると、 「わあ、治ったみたい。」と元気になる。 ご機嫌な時は、 「絵描き歌、歌います。」なんて言って歌いだす。 この人形は、我が家では三代目。 長女が欲しがって買った。名前はぷりもちゃん。 電池を入れ、時間設定、音量設定などをして使いだすと、

母親になって後悔している

「もしも、時間を巻き戻せたら、再び母親になることを選びますか?」と言う質問に、 「NO」と…

ecco
2年前
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ああ、いい一分間だった。八日目

自己啓発セミナーを主催してはいるものの、自分の人生どんぞこの中年男性アリーが途中で拾った…

ecco
1年前
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雨のち曇り、緑の芝生に寝転んで

昨日、私の住む町の社会福祉協議会主催の 「みんなで楽しむ軽スポーツ大会」が行われました。 …

ecco
1年前
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「普通」という「異常」

「普通」といわれている「健常」、あるいは「正常」。 一般的に正常と思われている「普通」だ…

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ecco
1年前
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歳をとるって、悪いことでしょうか?

ある時は文章で、ある時は口頭でこういう言い回しを聞くことが多い。 「歳をとるって、べつに…

ecco
1年前
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私たちはふつうに死ぬことはできる

重度障害者の娘の母である児玉真美さんの著書、 「私たちはふつうに老いることができない」は…

ecco
1年前
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なんともてごわい 今回の躁転

躁転してもはやひと月以上。 今回の長女の躁病は何ともてごわい。 もともと躁病に終わりは見えないのだが、穏やかになる気配がなかなか見えてこないのです。 少しは、良くなるかなあと思わせておいて、数時間後には激しく燃え上がるを繰り返しています。 医師に相談して薬の増量をしてみたのだが、 「のまない!」と激しい攻撃に合う。 「薬を飲まないなら、もう、お母さんとは暮らせません。 どうしますか?」と聞いてみるが、 「おかあさんはでていけ!」とくる。 よくもまあ言えたものだ。 「では、お