【将来を考えるキャリア教育プログラム】89%以上の学生の「貢献欲求」や「成長意欲」の向上に寄与
こんにちは!
ECCL事務局の足立です。
2023年度 非常勤講師に就任している学校法人加計学園 倉敷芸術科学大学 にて前期全15回の講義を担当させていただきました。
本講義にて、私たちが提供したキャリア教育プログラムが学生の将来やキャリア観、職業観に与える影響について、授業後アンケート結果をもとにまとめました。
講義の概要
■概要
・講義名 :倉敷芸術科学大学2年次選択科目『人生と仕事』
・期間 :2023年4月12日(水)~7月26日(水)
・時間割 :水曜3限(13:10~14:40)
・授業回数:全15回
・履修人数:70名
AIなどテクノロジーの活用が進み、社会のデジタル化が一層加速する中で、私たちの仕事や働き方は日々変化しています。一人一人が主体的にキャリアや働き方を考え、どこでも活躍できる力を育むことは、社会全体が取り組まなければならない課題です。
本授業では「誰のためにどんな仕事で役立ちたいか」という問いを中心に据えて、社会に興味関心を持ち、仕事価値観(仕事に向き合う姿勢やスタンス)を醸成し、未来のなりたい姿を描くための視点を得ていきます。
■講義の構成
15回の講義を4つのタームに分け、以下のように構成しました。
各講義の詳細については、こちらをご覧ください。
授業アンケートの結果
授業最終回に、職業観やキャリア観の変容に関するアンケートを実施しました。
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・15回目の授業終了時にアンケートを実施
・実施日: 2023年7月26日(水)
・回答方法:Googleフォームによるアンケート
・回答数: 64
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【アンケート結果①】仕事や働くことへのイメージに関する変化
【アンケート結果②】将来の仕事への向き合い方に関する変化
【アンケート結果③】大学で学ぶ目的意識や意欲に関する変化
考察とまとめ
■継続的に社会に目を向け、将来を考えることで、現在の学生生活の過ごし方や学習意欲においてプラスの効果が見られた。
社会やビジネスの現状・未来、リアルな社会人の話に触れることで、将来がより身近に、自分ゴトとなったと見受けられます。疑問に思うことや職業について積極的に調べたり、具体的な行動を起こす生徒もおり、行動変容も見られました。アンケート結果③で「どちらでもない」「そう思わない」と回答した学生の半数以上は欠席回数3回以上の学生であり、継続的に、将来や自分自身と向き合う機会が、学習意欲や行動意欲にもつながってくることがわかりました。
■授業で学んだことに対して適切なフレームに沿ってアウトプットすることで、他者貢献の意欲や向上心の高まりがみられた。
単にインプットを増やし、「なりたい姿」を描くだけではなく、職業観やキャリア観の醸成につながるアウトプットを重んじてきました。「誰のためにどんな仕事で役立ちたいか」という問い、「CareerSelectAbility🄬」(キャリア自己選択力)などのフレームに沿って将来や仕事を考えることで、生活のためやお金を得るためだけではなく、他者への貢献や具体的な働き方、仕事を通じた成長についてのイメージが具体化されたと考えます。
エン人材教育財団では、今後も引き続き、熱意をもって社会課題の解決に挑む若者や、そのような人材が輝く組織を更に増やすべく、引き続き大学生向けキャリアプログラム及び表彰事業に取り組んでまいります。
引き続きよろしくお願いいたします!