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観覧車にて

夜景というより 走馬灯
遠景に 映し出す記憶

いつの間にか コノ人の
粒立ち揃わぬ ぬるい声
アナウンスより 早く過ぎる

ため息が 平気な人なんて
いったい どこに いるだろう?

気付けば 重いカタマリは
私にばかり ぶつかって

遠くを見るのが 癖になる

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