子どもたちのこころの変化(第二次緊急事態宣言前)
昨日外来をしていました。ほぼ全ての子どもたちはマスクをして、消毒液を使って気をつけてくれています。自閉症のお子さんで感覚過敏がひどくてマスクができない場合や、年少児ができないこともありますが、消毒液だけはしっかりとしてくれますね。ありがたい!
外来の中での会話
外来の中で、子どもたちにいよいよ緊急事態宣言が出るね、と話題にしていましたが、子どもたちは休校にならないなら別にいいよって感じでした。
本音はたまに数日休みが増えるのはいいけど、授業数の増加で7時間目ができたり、夏休みが短くなるのにはもう懲り懲りといった感じです。そして、何よりも家にいるだけではつまらないというのが本音のようです。友達と会うのが楽しいと心の底から感じているようにも思います。
どの子も口をそろえて、早く終わって欲しい、って行っています。受験は? 修学旅行は? 卒業式はどうなるのかな、と心配しています。
コロナと子ども
COVID-19との戦いの中で、子どもたちは孤独と戦っているのだと思います。そして、自分たちや友達や家族を守ることは当然としても、社会でより重症化しやすい大人を守るために、子どもたちはマスクをし、手洗いをして、日々を過ごしていると思います。
正義のヒーローが現れて世界を救ってくれるのが映画の王道ですが、子どもたちの日々の努力が私たち大人を守ってくれているのかもしれません。医療者として、大人として、子どもたちの努力に報いるために目の前のことからコツコツと努力していきたいです。