EBUNE淡路島漂着ー資料に見る制作200日の記録
構成=伊藤允彦、田口薫、KOURYOU
協力=伊藤佑介
船に住まい、東アジア一帯で移動生活をしていた漂海民は、瀬戸内海で「家船」と呼ばれていた。謎に満ちたマレビトである彼らの痕跡を頼りに、女木島に漂着していた漂流船「EBUNE」は、生命の方角「東」へ航海を開始し、ウェブサイト上で一つの物語を紡いでいる。回想録として2020年8月に福岡県箱崎、2021年5月に佐賀県有田に漂着を果たした。
そして2021年10月24日に、兵庫県淡路島への漂着を試みる儀式が行われた。EBUNEのフィクションの中に登場する陰謀論者「伊藤佑介」が、儀式の果てに辿り着いた空間には、参加作家が淡路島各所をモチーフに制作した「本物」の作品が展示してあり、それまでの儀式で使用された「津井の家・琴屋」の空間は、この「本物」の作品を「二次創作」した淡路島の模型空間であった。
この作品の構造や制作プロセスは複雑である。「淡路島漂着」は、真実とは何なのか、EBUNEが格闘した物語でもある。
2020年1月25日
KOURYOUは女木島に仮置きしている作品の保管場所と、次の漂着会場を探していた。観光家の陸奥賢さんに大阪案内をしていただいている際に相談した所、淡路島アートセンター(1)の常任理事やまぐちくにこさんをご紹介いただく。
2020年1月26日
KOURYOUはやまぐちさんに淡路島を案内していただく。あわじ瓦の産地である、南あわじ津井にある古民家「津井の家・琴屋」と、淡路島アートセンターの理事長であり、この古民家の管理人である青木将幸さんをご紹介いただき、作品の話をした所、保管と漂着会場として使用してよいと許可をいただく。「津井の家・琴屋」は青木将幸さんと奥様の京さんが管理をしている。
2020年3月16日
「津井の家・琴屋」に作品を移動する。2トントラックに入りきらず、残りは後日移動することとなる。大量の作品と廃材の積み下ろしを、青木ご夫妻と淡路島アートセンターの方々が手伝ってくださった。
2020年8月26日
EBUNEメンバーと淡路島アートセンターの方々との交流のためZoomを開く。青木さんと親しい諭鶴羽神社の宮司にもご参加いただき、土地についての貴重な話を聞くことが出来た。
2021年4月3日
月1で開いているZoomミーティングの中で、淡路島で行う展示の概要決定。代替現実ゲームの手法を利用できないかということに。プランの詳細は、伊藤(2)が淡路島の事前調査を行い、後日ミーティングで報告を共有した後に決定する。柳生が淡路島にある伊弉諾神宮の宮司と知り合いであり、柳生の住む小豆島にある、オリーブ神社と伊弉諾神宮は関係が深いと報告。この情報と、オリーブ神社のギリシャ神殿のような造形から、EBUNEウェブサイトで連載中である物語に登場する「オカルトオリンピック」の撮影地となった。
5月3日~6日
伊藤が事前調査を実施。イスラエル遺跡、諭鶴羽山、伊弉諾神宮、五斗長垣内遺跡、パソナ施設、ため池(市池、美女池)を調査。淡路島は全国一のため池数を誇り、近年は観光地化により大企業によるリゾート施設の再開発が進められている地である。伊藤は地形調査が専門であり、土地利用と信仰の変遷から淡路島を掘り下げる予定であった。しかし、調査前日にEBUNEの乗員から情報提供を受けたイスラエル遺跡や、伊弉諾神宮のレイライン石碑から、淡路島が多くの物語を生成する装置となっていることに興味を持つ。
7月23日
8月1日~3日
KOURYOU、伊藤、三毛、柳本、田口が淡路島に上陸し現地調査。伊藤が計画した当初の調査箇所は、諭鶴羽神社・先山・千光寺、イスラエル遺跡、パソナ施設、伊弉諾神宮、舟木遺跡・石上神社、野島断層記念館、世界平和大観音である。今回の展示会場である、「津井の家・琴屋」に立ち寄った際に青木ご夫妻と、淡路島アートセンターの方々から情報提供を受け、忌地である煙島・淳仁天皇陵、地元の信仰対象であるおじんば磯を追加。また、KOURYOUの希望により、淡路人形座、岩楠神社・岩屋神社・絵島、さらに煙島から見えた、戦没学徒記念若人の広場・記念塔も調査することとなった。
8月6日
淡路島アートセンターの方々との協議の結果、展示日程が10月23日・24日に仮決定。淡路島の調査報告と今後のスケジュールの共有も兼ねて8月14日にKOURYOUがZoomミーティングを提案。
8月14日
Zoomミーティングが行われる。
・現地調査した作家視点の調査報告。
・KOURYOUから現地調査した4人に対し、「作品制作できるのであれば作り出してOK」と伝える。基本的にKOURYOUの依頼がなくても、作りたいものは作って自分の作家性を目いっぱい出して欲しいという意向を共有。EBUNEの物語に作品をどう組み込むかは後で考える予定。基本的に作品先行で物語を後から設計する方針。
・展示1回の費用は、30〜40万と予想。収益化の糸口がどこにあるのか、どのように充実させるかが今後の課題であると共有。
8月18日
淡路島調査に参加した三毛が、淡路島で調査したパソナ施設のキティちゃん×淡路人形浄瑠璃×朱のイメージで絵を描く。「朱」は高野山と淡路島のつながりを思わせる「仁尾」という水銀・朱の旧採掘場の調査から連想したもの。
8月25日
淡路島漂着の船長を務める伊藤、田口と、KOURYOUの3人で展示の内容について話し合う。
・会場全体の構成について。(会場「琴屋」全体を淡路島全土の模型にする、その模型の上で旅すごろくのゲームをする、淡路の秘宝館「ナゾのパラダイス」の調査が出来なかった事を逆手にとり、重要なスポットとして展開する。そこに参加作家の作品を集結させる…etc)
・調査に参加出来なかった作家の制作方法については、現地調査した作家が各スポットについて感じたことをまとめ「淡路島作品依頼用テキスト」とし、それを元に制作を依頼する方法に決定。
・参加作家には作品画像と共に作品解説文を提出してもらい、それを元に淡路島の模型である会場のすごろく空間のアイデアを出し合うという方針が定まる。
・話し合った内容をプランとしてまとめ、淡路島アートセンターの方々と共有。
8月26日
現地調査に参加したKOURYOU、三毛、柳本、伊藤、田口の調査メモがまとまる。これを元にKOURYOUが作品依頼用のテキストを作成。
作品制作の依頼をするため、KOURYOUが淡路島に絞ったミーティングを8月29日の20時半に全体へ向けて提案。
8月27日
KOURYOUが、淡路島アートセンターの方々と共有したプランを作家全員に共有。三毛が自身の個人作品の案を共有。
8月29日
Zoomミーティングで作品依頼用のテキストを共有。リサーチに参加出来なかった作家は、これまでのミーティングで紹介した各スポットの写真や解説、依頼用テキストを元に作品を作って欲しい旨を伝える。
8月30日
Zoomミーティングに参加できなかった人のために、各作家に作品と作品解説文を改めて依頼。8月31日までにどのスポットをモチーフにした作品を制作したいか連絡して欲しいと伝える。
9月2日
淡路島各スポットの制作作家が決まる。
1. 諭鶴羽神社・先山・千光寺 …(KOURYOU)
2. イスラエル遺跡 …三毛・荒木
3. パソナ施設 …マツモト
4. 淡路人形座 …三毛
5. 伊弉諾神宮 …柳生
6. 舟木遺跡・石上神社 …伊藤
7. 煙島・淳仁天皇陵 …柳本
8. (ヒルコ)岩楠神社・岩屋神社・絵島 …山本
9. 戦没学徒記念若人の広場・記念塔 …三毛・荒木
10. 世界平和大観音・釜口八幡神社 …柳本
11. 野島断層記念館 …(KOURYOU)
12. おじんば磯 …湯浅
KOURYOUは会場のすごろく空間の設計と制作にあたるため、個人作品の制作はしない。淡路島の山々と、野島断層記念館は空間設計自体に影響を与えるモチーフであると判断。
田口は会場空間で一番重要な部分である「ナゾのパラダイス」の空間設計を担当する。
9月23日
【8.岩楠神社・岩屋神社・絵島】を担当する山本が、制作している作品のラフスケッチと作品解説を添付。
【9.戦没学徒記念若人の広場・記念塔】を担当する荒木が作品画像と解説文を共有。この作品は【2.イスラエル遺跡】にも対応する作品であると付け加える。
【3.パソナ施設】を担当するマツモトが作品画像と解説文をgoogleドキュメントで共有。
これに対しKOURYOUが土偶についての記事を共有。提灯の形体の作品アイデアであるが、展示会場に電気が通っていないことを伝える。光る事が必須の作品なら蓄電池購入を検討する。コンセプト上、その造形だけでも面白いのではと指摘。
9月27日
淡路島の概要告知を配信。https://ebune.net/info-exhibit/
9月28日
各参加作家の作品画像と作品解説文が纏まる。
KOURYOUはこれを元に「ナゾのパラダイス」の設計と制作を田口に依頼。また、伊藤にゲームのルールと当日の演技を考えてほしいと伝える。
儀式当日は、参加者の前に生身の「伊藤佑介」が現れる。アドリブ、パフォーマンスでは伊藤允彦に立ち戻ってしまう。このため、ゲーム=儀式の内容とともに、伊藤佑介の振舞い、台詞も含めルールに落とし込むこととする。
9月30日
KOURYOUが10月2日20時半からの全体ミーティングを提案。
10月3日
ミーティング動画が共有される。
会場全体のすごろく空間の設計・制作をKOURYOUが担当するが、現地調査から考案するのではなく、参加作家が制作した各スポットの作品を批評的に解釈し、それを元にした二次創作作品を制作することで空間構成をするアイデアを伝える。KOURYOUはこれを「模型」と呼んでいる。
模型づくりのための作品批評をKOURYOUがするが、多くのアイデアが欲しいため、参加作家にも同様に募る。すぐアイデア出しに取り組める人は、自分以外の作家が制作した作品の画像と解説文を参考に、チャットに書き込んで欲しいとKOURYOUから依頼。
マツモトが荒木の作品を受け、「3番目の神様」を制作。
KOURYOUはこれに対し模型というより派生作品であると指摘。(最終的に「3番目の神様」は、淡路島漂着のクライマックスで、次の地へ旅立つための重要な作品となった)
また作品としてまとまりをつくるのが目的ではなく、模型としてのアイデアの核が欲しいと付け加えた。
そこで三毛が模型のアイデアを提案。
・荒木の作品から、鉛筆・消しゴム・ノートや、帽子・ステッキ・靴など、日常で使うもので三位一体になっているものが置いてある部屋
・マツモトの作品から、入れない部屋に張子でできた家具があって、限定された場所から眺めることができる空間
・柳本の作品から、怪物と観音が戦う映画の宣伝ポスターやパネルで作られた家具のある部屋
・山本の作品から、時刻と”carpe diem”が刻印されたソーセージでできた家具がある部屋(時間の感じ方が重要)
・井戸の作品から、AでもBでもなくCを連想するということ
・高橋の作品から、電力が必要ということ→部屋の中で自転車発電をする。電気が通っていない家というのが展示会場である琴屋の特徴である為、電気を作ることを作品にしてしまうと良さそうと指摘。
・伊藤の作品から、メーターが振り切れている様子や、チェルノブイリの原発事故を連想。
続いて湯浅が井戸作品の模型のアイデアを提案。
これまでどこを見つめてきて、今どこを見つめているのかという、作品の視点が大事な気がした為、蛭子神像、松王丸像ゆかりの土地の昔の風景写真を棚の上にたくさん置いてメモリアルな感じにする。
続けて山本、伊藤、柳本も模型アイデアを提案する。
ここでKOURYOUが、三毛の高橋作品に対するアイデアを受け、もし電気が通っていない事よりも手袋に空気が送り込まれる事が重要な作品なのであれば、誰かが手動で一生懸命ポンプで空気を送り込み幽霊の手袋を膨らませるのはどうかと提案。しかし高橋は死者や英霊のように隔絶されていることが前提とされるべきなので、あらかじめ関係性が生じてしまう手動はダメだと応える。小さなコンプレッサーを買ったのでとりあえずそれを試すと伝える。
それを受けKOURYOUは、隔絶が重要なら電気の通っていない琴屋で電気を使うのは最適だとコメント。
10月5日
淡路島漂着ステートメントを掲載した特設ページが完成。https://ebune.net/info-tokusetu-awaji/
KOURYOUが模型案の最終確認を呼びかける。
10月8日
山本、平間が制作していたガイドブックが完成・入稿
10月10日
各作家から提案された模型案を受け、KOURYOUが新たなアイデアとしてまとめ直し、全体に共有する。作品の二次創作である模型で会場構成をし、本物の作品はすごろくのゴールである「ナゾのパラダイス」に集合させる。また模型か本物かが関係ない作品として、福士の「虫に転生した子どもたちの幽霊」のシール、高橋の「幽霊の手拍子」、犬おわりの「アナンキー・ポックが作ったオブジェ」があると伝える。
10月11日
模型制作のために制作しなければならないものがリストアップされる。KOURYOUが柳本作品の模型である世界平和大観音のポスターを制作、入稿。
10月12日
伊藤が、儀式における伊藤佑介の言動をKOURYOUに共有。儀式については、淡路島模型案を基に詳細を詰めていく。
-現地制作-
10月16日
淡路島での滞在制作を開始。KOURYOUが夕方に到着。琴屋管理人の青木京さんに琴屋の使用方法を教えていただく。夜に搬入トラックが到着し、作品の積み下ろしをする。
琴屋には電気水道ガスが通っていないが、タンクに大量の飲料水やLEDランプなどを用意してくださっており、KOURYOUは「快適です!」とメンバーに報告。
トイレは井戸水をくんで流し、夜はLEDランプやヘッドライトを使って作業をする。KOURYOUが持参した蓄電池を、電動工具の充電など、非常用の電源とする。
10月17日
柳本、伊藤が到着。作業を開始する。夕方に荒木、田口も到着。青木京さんが迎えの車を出して下さり、夜に車で行ける距離にあるショッピングモールの銭湯に入りにいけるよう、そのまま車を貸してくださる。
KOURYOUが寝ている間に大量の虫に刺されるというハプニングが起こる。足全体が水膨れになってしまった。救急道具を持って来ていた柳本に手当てをしてもらう。翌日、青木将幸さんに薬をいただく。柳本は非常用に役立つ食料品なども持参していた。
10月18日
KOURYOU、柳本、伊藤はすごろく空間の制作をし、田口、荒木は「ナゾのパラダイス」の空間制作をする。伊藤は移動中の高速バスの中で儀式内容を完成させたが、この時点では表現方法が定まっていなかった。
柳本が、湯浅作品の二次創作空間である「おじんば磯」に必要な石が多く落ちている海岸の情報を共有。また、青木ご夫妻から「琴屋」のある津井沿岸では、海に捨てられた瓦が、石のようになって打ち上げられていると教えていただく。
10月19日
青木ご夫妻に車を長期間借りるのは申し訳ないので、伊藤と荒木がレンタカーを借りる。伊藤は、柳本から教わった海岸の石と、津井沿岸の瓦の石を拾いに向かう。
すごろく空間全体をKOURYOU、柳本はその中の立体造形を中心に制作を進める。荒木は琴屋の室内の中にさらに室内を施工し、田口は庭に絵を広げて制作をする。
10月20日
柳本が仕事のため帰宅。4人での制作になる。KOURYOUの蓄電池への充電や、水などの補充を青木ご夫妻がこまめにして下さる。
伊藤は立体造形への色塗りを中心に担当していたが、この日の夜から伊藤自身の作品を柳本が解釈した二次創作作品の制作を手がけることとなる。
マツモトが郵送した「淡路島漂着限定グッズ」の根付け、三毛が郵送した予備のガイドブックが到着。
毎晩通っていた銭湯のチケットを地元の方が提供してくださる。青木京さんがチーズケーキやコーヒーなどを差し入れして下さる。
10月21日
荒木、田口が手がける「ナゾのパラダイス」の部屋は儀式のゴールであり、参加作家の本物の作品が集合する。しかし会場空間の中で一番異質な空間にするため、床を微妙に斜めに傾けるなど、高度な施工技術が必要な制作となる。
この中で琴屋管理人の青木ご夫妻のどちらか、もしくは淡路島アートセンターのやまぐちくにこさんと伊藤佑介の対話が展開される予定である。
出演を承諾して下さった青木将幸さんと儀式の流れを共有。そこで青木さんが瓦割りができるという事を知り、作品内で実演してもらうことになった。
KORUYOUと伊藤は手を動かしながらも儀式の内容を話し合う。各作家の作品制作意図を踏まえて、これを伊藤佑介のセリフに落とし込む事に決定。
それに加えてKOURYOUは伊藤に、諭鶴羽山・先山の儀式内容を、子どもも一緒にできるような「わらべうた」を使って考案できないかと依頼。伊藤はわらべうたの創作を開始。この日の夜から、夜な夜なわらべうたが響き渡ることになる。
10月22日
青木ご夫妻の長男、草太くんが手伝いに来てくれる。絵が得意な草太くんは黒板にEBUNEを描き、これを見たKOURYOUは儀式の入口に大きく据えることにした。また、発砲スチロールでの造形や、泥人形作りもサポートする。
青木京さんが、おにぎりや味噌汁などを差し入れして下さる。夜は銭湯のあるショッピングモールで飲食できるが、朝昼は買いだめした菓子パンなどを食べていたため、温かい差し入れにとても助けられる。
高橋が搬入トラックに間に合わなかった作品を持参し到着。KOURYOUの蓄電池を使用し、作品機材の調整に入る。
10月23日
早朝、伊藤のわらべうたが完成。伊藤は伊藤佑介になりきるため、この日から作業の手をとめ集中状態に入り、ぶつぶつ言いながら動き回る。
この日も草太くんが手伝いに来てくれる。淡路瓦でタイル作品を制作されている筒井都さんや、淡路島アートセンターの彫刻家・久保拓也さん、やまぐちくにこさん、青木ご夫妻も手伝いに来てくださる。会場づくりのラストスパートである。
田口と荒木は「ナゾのパラダイス」空間に設置する各作家の作品のインスタレーションの最終調整に入る。展示作品を見ながら、田口は部屋自体に彫刻を施す。
この日の夜から明け方にかけて、KOURYOUは、マツモトが郵送したグッズの根付けを使用し、儀式の最後に登場する「EBUNEさん」を制作。
10月24日 ー公演当日ー
朝方に儀式空間と「ナゾのパラダイス」空間が完成。この部屋がある事は儀式の最後に披露されるため、幕を張る。
13時に青木将幸さんが琴屋に入り、リハーサルを行う。15時に開場。
琴屋全体が、淡路島をモチーフに参加作家が制作した作品の二次創作としての淡路島になっており、儀式の参加者は”ミステリーハンター伊藤佑介”のアテンドの元、サイコロを使って空間を巡り、光の玉にEBUNEを漂着させるためのパワーを集めることになる。そして最後にナゾのパラダイスに到達する。
EBUNEウェブサイト
10月25日~26日
琴屋の儀式空間がこの二日間展示公開される。青木将幸さんのお声かけで、近隣の小学生が遠足として訪問し、作品鑑賞と儀式の追体験をする。
この模様が淡路島の産経新聞に掲載される。
(1)淡路島アートセンター
兵庫県・淡路島を主なフィールドとし、アートプロジェクトその他の企画・運営を行なうNPO法人。https://awajishima-art-center.jp/
(2)文中の伊藤表記は佑介と続かない限り允彦
トップ画像 儀式空間の一部 撮影:伊藤允彦
EBUNE淡路島漂着-「ナゾのパラダイス」作品紹介
この漂着全体、また各作家の作品解説を公開中。
EBUNE淡路島漂着ーもう一つの物語の漂着手順書
「伊藤佑介」による儀式がどのようなものだったのか、儀式台本を公開中。
琴屋管理人であり、淡路島アートセンター理事長である青木将幸さんが、制作の模様やEBUNE漂着をどのように捉えたのか綴られている。