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事業再構築の多角化戦略について
事業再構築指針を読み込んでいくと
政府がどう言う企業を
支援していこうとしているかが見えてくる。
経営理論として有名な
「アンゾフの成長ベクトル」で説明出来る。
既存製品と新製品
既存市場と新市場
これら4つの要素のマトリクスにおいて
「新製品×新市場」の領域を
基本的に支援していく意向である。
これがどう言うことを意味するか
わかりやすく説明するならば
経営コンサルティングを行う
中小企業診断士をしている人間が
たこ焼き屋を始める際に
補助金出すよと言っているのである。
業態転換も認めているが
その話は今回は置いておく。
「新製品×新市場」に進出することを
経営用語で多角化戦略と言う。
中小企業にとって多角化戦略は
経営資源が分散してしまうデメリットがあり
成功確率が低いとも言われる。
そう言う意味で
厳密にこの指針に則った事業は
極めてリスクの高い事業になる
可能性を帯びているのだ。
私がたこ焼き屋をやって
繁盛する気がしない笑!
予算が1.1兆円組まれているので
解釈はやんわりとしたものになることも
あるのかもしれない。
どうなるかはわからない。
しかし色々な事業を器用にやっている
経営者もいるにはいるので
ハマる人にはハマる補助金なのだろう。
立ち上げる新規事業は様々な工夫が
盛り込まれた独自性のある事業で
そして現実味のあるものでなければ
すぐに上手くいかなくなるであろう。
このコロナで様々な事業者は
苦難を乗り越えるために
あらゆる工夫をすでにしたはずである。
つまり事業再構築は
それを凌駕しなくてはならないのだ。
ただのたこ焼き屋では無く
「勝てるたこ焼き屋」でなくては
ヱライことになるだろう。