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人生は食べて寝て働くだけと気づいた人がやっていること

バブルという幻の時代。私たちはいつもいつも出かけ倒していました。OLの手取り額は今とほとんど変わらなかったのに「買物」「海外旅行」「温泉旅行」「車」「ゴルフ」「夏のサーフィンと冬のスキー」「美味しいお店でワインパーティ」「英会話レッスン」どこにそんなお金があったのか不思議ですが出かけることが人生でした。

懐かしくもいい時代。そんな20代を過ごしてきた友人は今何を感じているのかというと「あれは楽しかったけれどもう卒業。海外旅行よりも自宅と周辺にいたほうが楽しい」です。

ドイツの古城巡りが趣味の友人も、ゴルフが好きでプロにと一緒にコースを周っていた友人も、週末の香港買物旅行が好きだった友人も、南半球に夏にスノボに行っていた友人も近年はあまり出かけなくなりました。これは歳のせいというよりも時代の風が変わったように感じています。コロナが話題になる数年前。震災以降に顕著になったように思います。

人生は食べて寝て働くだけ。好きなものを食べて、気持ちよく寝る部屋があり、長く続けたいと思う仕事があれば幸せだと思います。いろんなものを欲しがり過ぎると幸せになれないし、休みの日にアクティブに過ごしすぎるとその疲れが平日まで持ち越してしまってかえってつまらないということになります。

「人生は見たものでできている」と言われています。好きな街で好きな部屋に住み、清潔な整理されている部屋からいい景色を見ていると穏やかでいられます。いい部屋とは自分が自分らしくいられる場所。自分のベースが好きだと自分が好きになれます。一方部屋にいたくないから出かけてしまうという人はもしかしたら引っ越しをしたほうがいいかもしれません。落ち着かないし何よりもそこで過ごす自分が好きでないんだと思います。

私は一人暮らしをするなら閑静過ぎる住宅街よりも駅に近くて店があったほうが淋しくないと思います。運動習慣をつけたければジムや公園の近くに住むほうがいいですよね。運動不足の敵は「おっくう」だからです。そしてなるべく職場に近いほうがいいですよ。通勤時間が長いと肉体的疲労だけでなく心理的な距離もできてしまうからです。

コロナ禍の数年前から楽しむのは自宅でという風潮がありました。これからはもっと強くなると思います。私もこの10年は週末はご近所ジムと散歩がメイン。週末ゆっくりと夕焼けを見ながら早い夕飯を食べたり、リモート中は近所の喫茶店からランチの出前をとったりするのは幸せで楽しい時間。皆さんの自宅ライフが充実しますように。

読んで頂きありがとうございました。


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