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無難力だけでは終わらないように

30歳くらいまででやりたいことを見つけ、動きたい人は動いたほうが良いは、年齢的にではなく思考の癖の問題です。例えば42歳なら社会に出て20年。同じ会社にいた方なら日々のことをこなす無難力が身についてしまうんです。

組織が巨大であればあるほど、取引先や消費者の評価よりも社内の評価が優先されます。特にルートセールスだと問題なく窓口業務をこなすスキルが求められ、営業力や数字へのこだわりより、無難かつ敵を作らないようなスキルが評価されてしまうんです。マネージャースキルが、リーダーシップよりも無難力になったりします。

だから30歳くらいまでにやりたいことだけでなく、自分しかできないこと、自分の武器を身につけてくださいね。自分の武器が有れば、互いのスキルを持ち寄りチームで働くことができます。武器はネットワークでも良いと思います。

無難力だけだと一見先輩面、上司面、できている風情にしても若い伸びたい力の方が感性が鋭いから上辺だけの関係性になりがち。成長欲がある人は次第に距離をおくようになります。

いけないのは仕事は仕事と割り切っている態度。一部の技術職やある一定のレベルに達していないと逆効果。人にも仕事にも愛がなく見えてしまうことで、周囲からの期待値が下がってしまうんです。働くとは仕事は仕事と割り切ることではなく、仕事を前向きに取り組んで見えること。合理的思考がもてて普段からスピードを意識しながら工夫することです。

仕事と会社は目に見えないパワーバランスの綱引きがあります。だからこそ綱引きに勝ち続ける必要があります。一見バランスをとって見える綱引きは、自らが飽きてしまうから続けられなくなることもあります。適度な刺激を自分に与え続けることも必要なんです。

無難力は必要ですが、それ以上に自分の意思や考えで前に進めていける推進力と行動力を持ってください。言われた通りマニュアル通りだけだと違う人でも良いからです。30歳までに身につけるべき力。それぞれが無難力プラスアルファ。人は環境の生き物。仕事に愛のある方と一緒に働けるように祈っています。


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