見たものをそのままではなくて感じること。それを書くことのトレーニングは楽しい
うちの会社は毎週火曜日の午前中は研修の日。大学生のインターンもベテランも全部同じ課題に取り組みます。リモート中で少しお休みをしていますが、オンライン朝礼で少しづつやっています。週1回トレーニングをすることで、自分の思考のクセやチームの人のコトバの選び方を知ることができます。働いているとゴールや思いを共有することが大切。それを伝えるコトバはとても大切。
社内のトレーニングではマーケティングの思考や数字の読み方、栄養や人間工学の解説、そしてコトバのトレーニングをします。コトバのトレーニングで採用しているのはテーマを決めて「俳句」「川柳」みたいに17文字で表現することです。時間を決めてたくさん出す。これはまさにコピーライティングのトレーニングでもあるのです。
日本語はリズムがあってとても美しい言語ですがとても難しい。ひらがな漢字カタカナという3つの文字を組み合わせて季節や気持ちだけでなく、空気や香りも表現さなければいけません。この空気を最低限の文字で表現するにはテクニックがいります。
見えないものを見るにはとても注意が必要。例えば今日みたいに初夏から春どころか冬に季節が逆戻りした日は、いつもより寒さを感じやすい。これを五七五にのせて表現してみてください。
「梅雨前にしまつたダウンに袖通す」「北風に耐えて咲いているハナミズキ」「ほっとした宣言解除で風邪をひく」 「衣替え床暖つけてタンス前」「リモートで足元冷えて夜熱燗」。このくらい3分で書くトレーニングです。全然上手くなくていいのです。たくさん書けること。たくさん思うことが大切です。
今流行りの俳句の格付けではないので短時間で量を出せるのかが大切。量を出していくうちに質があがってくるのです。感じる・書く・書いたものを見せて評価されるを繰り返すのが仕事です。
コトバは数字を説明するための大切なモノ、コトバは数字を妥当かするために大切なモノ。何より戦略を効率的に共有化するために必要なモノです。
思っていても伝わらないし、伝わっていないとどんどんズレていくのです。私は話が苦手ですと言わずに、自分の気持ちがなるべく伝わるように日々トレーニングしてください。
コトバが決まったらあと表情です。リモートだと話しコトバと同じくらいに笑顔でやる気を判断されてしまうものです。口角あげて、顎はひいて、目は目じりを下げて、頷いたり首をかしげたりして自分がゆく見える方法をスマホで確認してみてください。
コトバと表情で気持ちが伝われば仕事がとてもスムーズにいきます。そのうちに顔やコトバでやる気が出るというテクノロジーが開発される時代がくると思います。そんな時代の前にまずコトバと表情を少しだけトレーニングしてみてください。