同じゴールを目指すプロの集団なので
普段は、愛想は良いしニコニコしているほうだと思います。相当明るいほうであると思われている私も実はかなりな人見知りです。子どものときの転校2回と大人になってからの転職で、誰とも話せないのはいじめられているのではくて、出来上がった組織のなかに入るときは、それを崩せないもの。だから自分からいかないと気にかけてもくれないのです。誰とも話さないのは組織では不都合なことが多いから、自分から距離を詰める努力をしないといけません。
若いときを振り返ると、忙しいを理由にチームでない人に挨拶もきちんとできなかったかもしれません。「自分のやることはちゃんとやっているからいいでしょ」的な態度って良くないですよね。そんな私が20代後半、管理職になって初めて、挨拶しない、報告しない、時間に遅れるスタッフに、どんなに実力や経験があっても大事なプレゼンのチームに選ぶのを躊躇していました。
挨拶、報告、スケジュールを守る。日々の簡単なこと、何気ないことなのにデザインやコピーやプランの前に、それらの日々のことでヒトを判断していることがわかりました。何を考えているのかわからないヒトとチームを組むのは大変なんです。チーム力はお互いのスキルを信頼してはじめて上がっていくのです。リーダーは「自分のスキル」と「仕事のゴール」と同じくらいチーム全員のスキルや思いを感じるように努力すべきなんですよね。
私の場合、同級生が定年になる年齢を迎え、かつ見た目も容積、体積が圧倒的にデカいし、経験もそこそこあるから、普通にしていても周りから怖いとみられがちと理解しています。なので歳をとればとるほどニコニコしているべきと思っています。若い人から声をかけにくいかもしれないから自分から声をかけるようにしています。
人のやる気を引き出すのも仕事。仕事場の人間関係を普段から良くしておくためには「周りに興味をもつ」。これだけでよいのかもしれません。2年前まではランチに行く、飲みに行く、週末ゴルフに行くなんていう手段も遣われていました。大きな会社の喫煙室が社交の場だったりしました。
リモートの今、話して理解する時間をたくさんもつことが、なかなか難しいので職場のヒトに興味をもつだけでいいと思います。同じゴールを目指すプロの集団なので、好きとか嫌いとかいう感情を捨てて、まずは隣のヒトに役に立つまたは評価されるように動いてみたらよいと思います。
隣に思いやれないヒトは、もっと大きなトコロで優しくなれないのです。隣の席のヒトに優しくされた思いはきっと後輩につながります。働くって世代を超えること。よい環境で働けるように祈っています。周りは変えられないからまずは自分の考え方やヒトとの付き合い方に「感謝」を入れてみるだけで変わると思います。仕事って有難いものだから・・