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20代に多い「石橋渡りたくない症候群」について

石橋を叩いて渡るとは、安全なはずのものを疑って疑って叩きながらなかなか前に進めないことの例えです。ここ数年は川の向こう側に行かない、行けない、行くのを怖がる人が増えたと採用関係者は話をされています。

イマの風潮かもしれませんが、ビビリと慎重のハザマの状態を「石橋渡りたくない症候群」と私が勝手に名付けています。こうゆう方は、チャンスがきたとしても「怖い」「いまじゃない」「やったことがない」「人に聞いてから」と逃げまくってしまうのが常。せっかく来たチャンスや新しい経験を足元がすくむ以前に前に出ないで怖がっているうちに、やらない正当性とできない理由を数える人になります。

失敗をしたくないだけでなく失敗もできない人になります。20代で経験しておけば怖くないのに40代以降で経験をしたくなってもなかなか経験させてくれないのが常なのです。

怖がりと安定志向とは違うのです。怖がりと慎重も違うのです。慎重とは失敗しないように予兆を見逃さず動く人。しかし怖がってばかりの性格と受けて入れ過ぎてしまうと、足を前に出せないことが当たり前になってしまうのです。

アメリカの研究機関によると20代で約8割のヒトが生涯の仕事を決めているというデータもあるそう。20代で面倒くさいと怖いと、うざい、仕事が嫌いであると多分その先も「やらない」「できない」言い訳をする人になってしまうのです。新卒のときに、「うちに来て来て」「うちを受けて受けて」とか内定を何社ももらった人が数年で「あれ?」となってしまうのは残念ながら頑張らなかったからです。愚痴を言いながらひびっていたからです。

社風に合う合わないがわかるのはやった人だけ。やらないで評論家みたいな態度をとり続けているとなかなか厳しいのです。ホワイト過ぎる何もやらせてくれない、真綿にくるんだような仕事ばかりをしていても何も残らないのです。川があったらまず渡る。山がきたら周りのチカラを借りて上る。周りのチカラを借りつつ成長するのが正解なのです。ぜひ上から伸びた手を掴んで上にあがってくださいね。川を渡ってくださいね。




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