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広告代理時代に体験した理不尽さから学んだ働き方について

普段は比較的穏やかにニコニコしているのでたまにガンガンとご意見をすると驚かれてしまうこともあります。年齢がいっているし、この体型なので容積がでかいし、この仕事ではベテランだし、小さな会社だけど社長だし、声がデカイから普段から優しく話はようにして気をつけています。しかし時として強めに発言することはあります。それは社員やスタッフが傷つけられたと感じたときです。

それは私が広告代理店時代にクライアントの明らかに無理な要求をされたが誰も守ってくれなかったことにあります。ありえないスケジュールでも断れない毎日。

明らかにバカにした態度をとり続けるクライアントの嫌味やクレームをハイハイと聞き毎日残業。年間休日数日。寝てない頭でいつも違うと考えながら理不尽を我慢していました。

この体験は人生の一番のトラウマです。忙しいのは全然平気でしたがお客様は神様だから正しいこと正しく言えない、ひたすら我慢。心身が壊れていく雰囲気がたまらなくストレスでしがなかったです

たかが仕事。されど仕事です。取引先に威張ったりする人がいたら完全にNOでいいです。明らかに無理を押し付けてくる仕事や納期や見積もり。それは断ってしまっていいのだと思います。断る勇気がなければ人が疲弊しちゃうからです。自分も含めてたくさんの心身を壊す人を見てきました。

どんな業界であっても理不尽なことを言いまくる担当がいる案件を断っても、会社をやめる必要なんて全然ないのです。だから私は独立してからは、社員に対して常識を外れた強い当たりをする人がいたら、その上に連絡して仕事をお断りをすると決めています。

過去に無くなった仕事もありますが全然後悔していません。大事なうちのスタッフを無用に傷つける人や金払って当たり前な人と仕事をしても何も楽しくないし、ワクワクしないしその会社の代行で報道機関に行き何か話すのは違うと思うからからです。

もう一つは医者などの専門家にこれを言わせろ的な発言をするクライアントもご遠慮しています。ヘルスケアの仕事をしている以上エビデンスがないことを誰かに言わせるのは絶対にダメです。これはフェアに取引くださっている他のクライアントと自分の会社にご迷惑をかけます。そして長年お付き合いくださっているメディアの信頼を裏切ると思ったのです。30年以上続けた関係がなくなるようなことはしたくないのです。

そして事前に話しを聞いてから断ると決めているのは得意でないことです。得意でない仕事を受けて成果がでないのは誠意がないのです。だから得意な会社をご紹介します。ヒトとヒトが生きてやってるのに利益がでるからまあいいや的な発想で仕事をするのはいけないと思います。

下記の場合はお話をして友好的にお仕事を終わらせます。
①社員を傷つけた事実がある
②医師や専門家に事実と違うことを言わせようとした
これが基準です。もちろんビジネスなので違う業者様がみつかるまでは引継ぎもするしその間はお金はもらいません。そしてその会社の仕事が円滑にいくように十分なフォローもします。

仕事を断ることに関してはかなり驚かれてしまいます。代理店は切られることがあっても自分から断る会社をあまりみたことがないから。しかし私の場合はとてもシンプル。目先の仕事のお金より社員が大切。ただそれだけです。30年続くお客様や15年続くお客様がたくんいてくれるのがありがたいです。そして仕事が終わっても戦友であり続ける関係っていいなあと思います。だからこそビジネスに正直でいたいと思います




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