サラリーマンの最大の権利を使う時
日本テレビの好感度が最も高い男性アナウンサーの枡さんの電撃退社が発表されました。人生一度キリ。本当にやりたいことをやりたくててステージを変えることは素晴らしいこと。残り20年の仕事人生。研究者になるという選択をされました。そして40歳でサラリーマンの最大の権利。辞職のカードを切られたんだと思いました。
ビジネスマンが誰もが持つ辞めるという権利。辞めることで色々な人に迷惑がかかってしまうかもしれないけれど「どうせ辞めちゃうんだから」という気持ちを抑えて円満に退社したほうが次のキャリアに移行しやすいかもしれません。
つきっきりで引継ぎをしても結局その方が育たない場合もあるので、引継ぎマニュアルと過去のデータは丁寧に渡して、後任にスパッと任せる方法もあります。引継ぎの自己判断は禁物です。
自分の経験を重ねていくうちに自分のやるべきこと、やりたいことに気づいてしまうことはあります。それが今やっている仕事でないと気が付いたとき、歳をとっていればいるほど、責任があればあるほど、今の仕事で稼げていればいるほどに、ネクストステップに移る不安が出てしまうこともあると思います。
40歳を過ぎてくるとこちらがやりたくても未経験だったり、専門外だったりするとそのステージにチャレンジできないこともあります。お金がいらないインターンなら大丈夫ですが、家庭をもっていたりしたら難しいこともあります。
桝さんのようにエースを気持ちよく送り出すまでにはいろいろな話し合いが持たれたと思います。彼の申し出を最初に聞いた上の方。結構大変だったと思います。後輩の動揺も含めて管理職の方は今も動揺していると思います。これを書いた数時間後、ネットでバンキシャの仕事は継続という報道が出ました。
新ステージに行くとき応援されるかされないかは今までの働き次第。とりあえず今がイヤと今の仕事や環境から逃げるように辞めた方には次のステージでもなかなか輝ききれないかもしれません。