会社は誰のものかを考えてみる
人には2種類。働くのが好きな人とそうでない人。リモートが当たり前になると自分の会社という意識が薄れてしまうもの。リモート勤務の弊害は、成長したいときに隣に先輩がいないこと。そして孤独になること。生物なんで周りに誰かが見ていてくれることで、安心してかつ伸び伸び活躍できます。パソコンに向かって1日1人でいてもなかなか集中できません。承認欲求というのは誰でもあるからです。
新卒からフルリモート。打合わせや商談が全てオンライン。新規をやるには既存を知っている必要があり、自分がとった仕事がどう展開するか知りたいものです。それがやりがいにつながります。自分が電話で話しているものがどうゆう風になるのかを知らないとクライアントに寄り添って売ることができません。営業はエンジニアのようフルリモートが難しい場合もあります。
私の行きつけのカフェにはリモートの合間を縫うようにたくさんの方が集まってきます。口々に言うのはリモートだと部下の指導やモチベーション維持が難しいと。部下に対してスキルの個別指導ではなく数字管理に徹してしまいがち。悩みやすいキャラだとすぐに脱落してしまうそうです。自由で伸び伸び自立して働ける方と、そうでない方。働き方を選ぶ必要がある時代です。医療、介護、金融、役所、販売、不動産、建築、運輸。リモートが難しい仕事は意外多いのです。
一方でフルリモートの素晴らしいとこは、大都市一極化に歯止めがかかり、かつ地方に地方税などが落ちかつ活性化することです。育った町で働けるのは凄いことだと思います。革命です。入社して数年。会社でトレーニングしたはあとは地方の自宅から仕事という時代になるかもしれません。そこで問題なのは離職の問題。これは課題だと思います。教えてもらってやっと自立というときにいなくなってしまうのは問題ですね。
国内の大手電機メーカーがオールジョブ制を発表しました。しかもオールリモートも発表。日本全国に工場もあるので、生産現場と自宅仕事か同じ気持ちで働けるのかなどが課題です。父がこのメーカーに勤務していましたから私はそこの社宅育ち。しかも新卒全員独身寮に入り、団結力やイズムを叩きこんでいました。そうゆう企業風土を大切にしてきた組織までも、海外からの優秀な人材を確保のために動いています。時代が動いているのを感じます。
ジョブはキャラと仕事により向き不向きがありますが、社会に出て数年は誰かと働き、働き方や技を学んだほうが自分の価値が出せる気がしています。