60代でまだまだ役に立ちたいと思える仕事に20代で出会ってください

若いときは、人間関係のよい残業ゼロの職場で、ラクしてたくさんお金が貰えてそこで早く偉くなりたい。使える部下にめぐまれて役員まではいきたい。そう思ってしまうこともありますが、なかなかそうはいかないから20代後半から30代に悩みます。

いざ動きたいと履歴書の職歴に一貫性がないと動くのはなかなか厳しそうです。業界と業種を両方変えるのは20代までにしないと入れるのが、限られてしまうかもしれません。いつかやりたいならば早いうちが良いです。人生は一度きりだからやりたいことをやってください。渋沢栄一は人生はずっと同じことをやるもんじゃないと言っています。

例えば新卒は保険営業。そこから広告代理店でデジタルマーケティングのプランナー。カフェチェーンのエリアマネージャーを経て今は地方の小売店店長。やりたいことが変わるのは良いですが、一つずつのキャリアにある程度の年数や一貫性が必要なんです。自分がやりたいことに向かっているからよいですが、コロコロ変わって見えるのはもったいないです

例えば食品メーカーの営業の畑を歩んできた方が50代でも同じ業界ならば歓迎されます。しかし同じ営業でも食品からアパレルや車、銀行。違う業界で40代以上の管理職の転職はある程度の覚悟が必要ですね。

広告代理店の営業も同様。既存のクライアントを担当しながら信頼を得て次の仕事を広げていくか、新しい取引先開拓のためにガンガンプレゼンして他の代理店をひっくり返す営業スキルは少し違います。最近の銀行の営業は個人と法人に支店が分かれています。新規と既存。個人か企業なのかにより営業スタイルが変わります。営業こそ専門職。数字を作れる人はどんな組織でも歓迎されるから得意を見つけて進化してください。

仕事は何をするかだけでなく誰に役に立つか、誰と働いていくのかが大切。目先の手取り金額に惑わされずに、気持ちよく空気みたいに働けるようになると良いですね。

40代以降で自分探しをしないために、できれば30歳までにやるべきこと、続けていきたいことに出会えるとよいですね。失敗や不安を乗り越えた数がキャリアになります。60代なった時にあーもっと役に立つように進化したいと思える仕事に出会えますように。